徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    有機化学2

科目番号53056担当教員名角田 鉄人単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1年
授業概要
(講義概要)
基本的な有機化合物の構造、物性、反応性を理解するために、電子配置、電子密度、化学結合の性質などに関する基本的知識を修得する。 その一環として、本講義ではアルカン、アルケンを例として、有機化合物の性質、反応の成り立ちなどを理解するための基本的な原理を学ぶ。
さらに、化合物命名法の基礎について説明する。また、分子内運動の意味とその実際を学ぶ。尚、本講義内容は週二回の集中講義による短期集中型の積み上げ型学習で習得する。
最後に、付加反応の仕組みの基礎を学ぶ。
到達目標
1)基本的な炭化水素およびアルキル基をIUPACの規則に従って命名することができる。C4-(2)-1)
2)アルカンの基本的な物性について説明できる。C4-(2)-2)
3)アルカンの構造異性体を図示し、その数を示すことができる。C4-(2)-3)
4)エタンおよびぶタンの立体配座と安定性について説明できる。 C4-(1)-7)
5)シクロアルカンの環の歪みを決定する要因について説明できる。C4-(2)-4)
6)シクロヘキサンのいす形配座と舟形配座を図示できる。C4-(2)-5)
7)シクロヘキサンのいす形配座における水素の結合方向(アキシアル、エクアトリアル)を図示できる。C4-(2)-6)
8)置換シクロヘキサンの安定な立体配座を決定する要因について説明できる。C4-(2)-7)
9)炭素原子を含む反応中間体(カルボカチオン、カルバニオン、ラジカル、カルベン)の構造と性質を説明できる。C4-(1)-7)
10)反応の進行を、エネルギー図を用いて説明できる。C4-(1)-8)
11)有機反応を、電子の動きを示す矢印を用いて説明できる。C4-(1)-9)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】アルカンと構造異性体
C4-(2)
講義と演習。宿題を通し、予習復習をすおおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp34〜p44,プリント
【2】アルカンの命名原子の構造と電子配置
C4-(2)
講義と演習 宿題も出すおおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp45〜p50
【3】エタンの立体配座
C4-(1)
講義と演習おおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp51〜p54
【4】シクロアルカンと命名
C4-(2)
講義と演習 宿題も出すおおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp55〜p57
【5】シクロアルカンの立体配座
C4-(2)
講義と演習おおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp58〜p59
【6】シクロヘキサンの立体配座
C4-(2)
講義と演習 宿題も出すおおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp60〜p62
【7】シクロヘキサンの環反転
C4-(2)
講義と演習おおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp60〜p62
【8】アルケンの命名
C4-(2)
講義と演習 宿題も出すおおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp75〜p76
【9】順位則:E,Z命名法
C4-(2)
講義と演習おおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp78〜p82
【10】有機反応の種類と反応機構
C4-(1)
講義と演習 宿題も出すおおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp83〜p86
【11】エチレンとHClの反応:電子の動き
C4-(1)
講義と演習おおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp87〜p90
【12】反応エネルギー図と遷移状態
C4-(1)
講義と演習 宿題も出すおおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp91〜p94
【13】カルボカチオン中間体
C4-(1)
講義と演習 宿題も出すおおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp91〜p94
【14】反応エネルギー図
C4-(1)
講義と演習 宿題も出すおおむね2時間(予習、復習、宿題を含む)
テキストp91〜p94
【15】総括  
評価方法
試験
教科書
教科書:McMurry著 伊東,児玉訳「マクマリー有機化学概説 第六版」(東京化学同人)
教材:HGS分子模型C型(学生実習用)セット(丸善)
参考図書
McMurry著 伊東,児玉訳「マクマリー有機化学 第七版」(東京化学同人)
備考
プリント配布,その他は適宜紹介. 本講義はクォーター制で実施する
オフィスアワー:毎週火曜日午後