徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    コミュニティ心理学

科目番号54493担当教員名島 治伸単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年・編入3年
授業概要
【授業概要】コミュニティ心理学は、こころの病に対するアプローチとして、個々に対する心理療法やカウンセリングのみでなく、その人を取り巻く生活環境や社会環境の改善も必要かつ重要なものであると捉える。
 いいかえれば、地域や学校や事業所などの「環境」と、個人である「人間」の関係性や適応性を改善することで、より良く生きていくための心理的安定をはかるものである。したがって、予防医学的な社会システム論や公衆衛生学等の近接領域と連携している。
【到達目標】この講義では実践的なコミュニティ心理学を概括するため、上記の概念を総合的に理解することを到達目標とする。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】コミュニティ心理学の基礎(コミュニティ心理学の概念)講義 
【2】コミュニティ心理学の基礎(歴史的背景及び定義)  
【3】コミュニティ心理学の基礎(ヒトへの生態学的アプローチ)  
【4】コミュニティ心理学の基礎(予防、予防活動)  
【5】コミュニティ心理学の基礎(危機理論:危機介入とコンサルテーション)  
【6】コミュニティ心理学の基礎(心理社会的ストレス・モデルとコーピング)  
【7】コミュニティ心理学の基礎(ソーシャルサポートとセルフヘルプ)  
【8】コミュニティ心理学の基礎(エンパワメント)  
【9】コミュニティ心理学の基礎(コミュニティ意識)  
【10】コミュニティ心理学の実践領域(学校教育分野)  
【11】コミュニティ心理学の実践領域(障害児の教育)  
【12】コミュニティ心理学の実践領域(産業分野)  
【13】コミュニティ心理学の実践領域(司法・矯正分野)  
【14】コミュニティ心理学の実践領域(福祉・保健分野)  
【15】コミュニティ心理学の実践領域(その他の分野)  
評価方法
毎月のレポートによる。評価基準は第一回の講義の時に文書配布する。
教科書
指定しない。随時資料を配付する。
参考図書
「コミュニティ心理学ハンドブック」東京大学出版会、「よくわかるコミュニティ心理学」ミネルヴァ書房、 「コミュニティ心理学入門」ナカニシヤ出版、「地域実践心理学」中田・串崎(ナカニシヤ出版)、
「臨床心理的コミュニティ援助論」誠信書房
備考
毎月、数冊の書籍を読むなどしてレポートの提出を課します。講義を聴いただけ(出席をしただけ)では単位は出ない。