徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    開発経済学

科目番号54557担当教員名水ノ上　智邦単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
【授業概要】
　開発経済学とは、地域では貧しい国がなぜ貧しいままなのかを探る経済学の一分野である。本講義では、東アジアの国々が「奇跡」と呼ばれた発展を成し遂げた一方で、南アジアやサハラ以南の国々では成長が妨げられている要因を人口、教育、農業と工業、都市化、ガバナンス、市場開放などの点から解説する。また形式は学生参加型の講義となるため、与えられたテーマについての予習が必要となる。
【到達目標】
・途上国に共通する現状、および諸問題についての理解を深める。
・世界経済を途上国の視点から捉えることができる。
・途上国各国の特異性を理解する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】データから見る開発途上国の現状学生参加型の授業を行う。基礎的な知識を講義した後、こちらから学生に様々な質問を投げかける。それらについて学生間で対話し、発表することで議論を深め、背景に潜んだ問題点を探り出す。　
【2】開発経済学の目的　貧困とは何か？　ミレニアム開発目標　　
【3】貧困の悪循環　なぜ貧困は無くならないのか？　　
【4】二重構造　都市と農村　集積の発生　　
【5】工業化と貿易　輸入代替と輸出指向　　
【6】なぜ貧困はなくならないのか？1　　
【7】農業　緑の革命は何をもたらしたか？　　
【8】マイクロ・ファイナンス　グラミン銀行の成果と限界　　
【9】人口経済学と教育　質と量のトレードオフ　　
【10】貧困と教育　教育を通じた貧困の連鎖　教育の収益率　　
【11】なぜ貧困はなくならないのか？2　　
【12】保健・疾病と貧困　　
【13】内戦　発生の原因　内戦のコストとリターン　　
【14】ガバナンス　政治体制は成長に影響を与えるか？　　
【15】世界からの援助　世界銀行とIMFの失敗、日本のODA政策　　
評価方法
毎回のミニレポートと、複数回のレポート提出、および授業への積極的参加により評価を行う。特別な事情を除き、レポートを提出しなかった場合は単位を放棄したものとみなす。
教科書
なし
参考図書
講義内で随時指示する。
備考
【履修条件】
ミクロ経済学�機▲泪�ロ経済学�気涼碓未鮗萋精僂澆任△襪海箸�望ましい。過去にマクロ経済学�気鰺�修していない場合は、開発経済学の受講と平行してマクロ経済学�気鮗�講する必要がある。
【予習と復習】
学生参加型の授業を行うため、予習・復習は欠かせない。その内容については授業内で随時指示する。
【授業計画の変更】
外部講師による講義が行われる可能性がある。
【その他】
水ノ上が担当するすべての科目は、水ノ上智邦のホームページ（http://wmt.bunri-u.ac.jp/mizunoue/index.htm）上において、講義概略の公開、講義資料のダウンロード、質問や意見の受け付けなどを行っている。