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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】公共経済学Ⅰ

科目番号	54668	担当教員名	池上　政弘	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	3年

授業概要
【授業概要】　　公共経済学は政府の経済活動を対象としておりおります。政府の経済活動は民間の経済活動によっては適切に解決する　ことが困難な分野で役割を発揮することが期待されております。言い換えれば、政府の役割は市場の働きによっては適切　に解決されない問題（市場の失敗）について、政府が公共財を提供することによって解決することです。　この講義では、市場の失敗、公共財の性質と提供のあり方について基礎的な考え方を解説します。【到達目標】　　公務員試験に対応する。　基礎的な専門用語の知識を獲得し、専門用語を使用して論述できる。
到達目標

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	公共経済学とは(ミクロ経済学、マクロ経済学との関連性）	レジュメを用意して講義します。授業の冒頭、前回講義の理解を徹底させるため重要なポイントを指摘しますが、受講生においても大事な事柄をレジュメなどのメモするよう努めて下さい。レジュメは総合政策学部の共用ファイルから検索できるようにします。マイコンピュータ,　または　エクスプローラ　→　‘nps’ public(X)　→　teacher →　池上　→　平成24年度　→　前期　→　公共経済学Ⅰ
【2】	政府の役割
【3】	政府その他公共部門の経済主体
【4】	政策選択と投票
【5】	有権者の政治行動と政党の政策
【6】	商品の安全び公正な取引の確保のための規制
【7】	政府の価格規制（価格統制、最低賃金、再販価格）
【8】	公益企業の地域独占と価格形成
【9】	経済の外部性（外部経済と外部不経済）の概念
【10】	ピグー課税とコースの定理
【11】	純粋公共財の概念
【12】	準公共財の具体例（公益事業の事例）
【13】	公共財のただ乗り問題と対策
【14】	公共財の最適供給（社会的便益と費用）
【15】	公共財の公的供給と私的供給

評価方法
筆記試験専門用語の知識と設問に対する専門用語を用いた論理の展開と表現力を評価します。
教科書

参考図書
「基礎コース　公共経済学」（井堀利宏　著　　新世社）「スティグリッツ,公共経済学　上」　（J.E.スティグリッツ,　藪下史郎　訳、東京経済新報社）

備考
基礎知識として、ミクロ経済学ベイシックⅠ・Ⅱを履修済みあるいは平行して履修することが望ましい。受講生には、政治・行政・経済に関する時事問題に関心をもつよう心掛けることを期待します。