徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    現代と哲学

科目番号54710担当教員名溝口 隆一単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
【授業概要】私たちの生きる現代において「世界」と「自己」とはどんなものかを哲学的に考える講義です。十九世紀後半に活動した哲学者フリードリッヒ・ニーチェによると、現在、私たちは、今まで「正しい」とされてきたことに正当性や説得力を与えてきた諸々の根拠(理由)が廃棄され、そうした根拠と関係のない「仮象の世界」に生きています。本講義では、こうしたニーチェの現状認識を出発点にして、私たちの生きる世界とはどのようなものなのかを、さまざまな哲学者の意見を参考にしながら考えていきます。
【到達目標】私たちの世界理解、自己理解を広げ深めることが、本講義の目標です。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】哲学的な思考方法とはどんなものか 基本的に講義形式ですが、ときどきテキストに書き込んだり配布資料を貼付けたりする作業を行います。作業には積極的に取り組んでください。学期末には、「期末レポート」を書いてもらいます。講義内容を踏まえて、自分なりに展開した世界観と自己観を先生に報告してください。 
【2】近代後期、あるいは現代とはどんな時代か  
【3】古代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その1)  
【4】古代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その2)  
【5】古代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その3)  
【6】復習と補足  
【7】近代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その1)  
【8】近代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その2)  
【9】近代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その3)  
【10】近代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その4)  
【11】復習と補足  
【12】現代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その1)  
【13】現代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その2)  
【14】現代哲学を参考にして世界と自己とはなにかを考える(その3)  
【15】復習と補足  
評価方法
作業(60%)、期末レポート(40%)の合計点を基本にして、平常の授業参加の様子を加味して総合的に評価する。
教科書
溝口隆一著『ニーチェb』ふくろう出版、2012年。
参考図書
『現代哲学の真理論』(世界思想社)
備考
毎回、次の講義の予習を指示します。予習を踏まえた積極的な授業参加を期待しています。