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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】経済学史

科目番号	54730	担当教員名	古家　弘幸	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	3年

授業概要
【授業概要】アダム・スミス、マルクス、ケインズなど、代表的な経済学者の人物を通して、経済学の歴史をたどります。経済学の勉強といえば、理論や政策が中心で、人物に注目することは、あまりないかも知れません。しかし経済学は、人間の行動を扱う社会科学です。経済学には、理論や政策を築き上げてきた個々の経済学者たちの個性が反映されてきました。彼らの生きた時代背景も、色濃く影を落としています。普遍的な法則を探求したり、堅苦しい政策だけを扱っているように見える経済学に、歴史を通して裏側からアプローチすることが、本講義の試みです。【到達目標】代表的な経済学者について、高校生に説明できるようになること。公務員志望者は、経済学史関係の問題が解けるようになること。
到達目標

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	近代商業社会の成立と経済学―経済学とは何か	講義。復習を兼ねて、講義内容の感想、考えたこと、意見、質問などを毎回メールで送信してもらい、平常点の対象とする。また、指定の教科書に沿って進めるので、毎回予習をして受講すること。
【2】	重商主義の経済学―貿易と経済の管理
【3】	重農主義の経済学―経済の自然法
【4】	スコットランド啓蒙の道徳哲学①―アダム・スミスと18世紀の英国
【5】	スコットランド啓蒙の道徳哲学②―利己主義は悪か?
【6】	古典派経済学①―自由主義について
【7】	古典派経済学②―マルサスとリカード
【8】	古典派経済学③―穀物法論争
【9】	マルクスの経済学①―労働について
【10】	マルクスの経済学②―資本主義の命運
【11】	限界革命の経済学①―自然科学と経済学
【12】	限界革命の経済学②―効用価値説と市場均衡論
【13】	ケインズの経済学①―雇用と需要についての新しい理論
【14】	ケインズの経済学②―投資と貨幣についての新しい理論
【15】	まとめ

評価方法
平常点および定期試験。講義回数の3分の1以上の欠席、または定期試験未受験の場合は、単位不認定。
教科書
『人物で読む経済学史』(ふくろう出版、2007年)。
参考図書
講義の中で適時、紹介します。

備考
公務員試験の社会科学科目に対応している。初回の講義時に重要な注意事項等を伝達するので、必ず出席すること。