徳島文理大学

Webシラバスシステム

TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    教育原理

科目番号54873担当教員名武田 紘一単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
〔授業概要〕
本講では、教育の本質、人間形成の場、教育の主な関連法規、教育の目的・目標、教育の歴史と制度(外国含む)、主な教育思想家、教育の方法、カリキュラム論、学習指導要領の変遷、生徒指導などについて、現代教育の課題を踏まえながら、これらに関する基本的内容を展開するとともに、主体的な学習態度も身につけるようにしていく。
到達目標
〔到達目標〕
○教育とは何かを理解できる。○現代の子どもの発達特性と学校教育及び地域社会の関係を把握できる。○教育基本法や学校教育法における教育の目的・目標について、それらのポイントがいえる○戦前・戦後の教育特性を比較できる。○主な教育思想家(実践家)の特徴(名前、国名、考え方、実践内容、著書など)を列記できる。○教育課程の類型等を記述できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテ−ション: 今後の授業のあり方、シラバス、評価方法、学習の仕方、座席指定の割り振り等について説明する。 ・説明と質疑応答 
 
復習:説明内容をノ−トにまとめる。    予習:テキストの該当箇所の熟読。                                                                              
【2】教育とは何か:「教育」の語義。広義と狭義の教育。・講義
・質疑応答
復習:内容のポイントのまとめ。 
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読し、教育はいつから始まるのか、また教育しない場合の人間はどうなるかを考えておく。
【3】人間の発達:発達と環境の関係。・講義
・予習、復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:内容のポイントのまとめ。 
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読。 
【4】教育の場:生涯学習社会の観点から学校教育、家庭教育、社会教育についての特質について・講義
・予習、復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:教育を「場」の観点からまとめる。
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読。
【5】教育の目的:教育基本法の目的・目標、学校教育法の目的・目標について   ・講義
・予習、復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:教育基本法の特徴を復習する。
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読し、不明な点を質問できるようにしておく。
【6】わが国の学校教育(1):明治期から大正期における学校教育の特色を中心に・講義
・被仰出書の抄読。
・質疑応答
復習:明治期の教育と大正期の教育の特徴を整理し、教育勅語を読む。
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読し、戦後教育の流れをつかんでおく。
【7】わが国の学校教育(2): 戦後の学校系統とその特色について。  ・講義、
・第一次米国教育使節団報告書の抄読。
・質疑応答
復習:使節団報告書の影響についてまとめる。
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読し、不明な点を質問できるようにしておく。
【8】欧米の教育思想(1):コメニウス、ロック、ルソ−、ペスタロッチの思想について・講義
・復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:各思想家の特徴(名前、国名、考え方、実践内容、著書など)をノ−トにまとめる。
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読し、不明な点を質問できるようにしておく。                   
【9】欧米の教育思想(2): フレ−ベル、コンドルセ、ヘルバルト、デュ−イらの思想について・講義
・復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:各思想家の特徴(名前、国名、考え方、実践内容、著書など)をノ−トにまとめる。
予習:思想家についての不明な点等をチェックしておく。
【10】世界主要国の教育制度:アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ等・講義
・質疑応答
復習:配付資料の熟読と各国の教育制度のまとめ。          
予習:学習指導要領の性格を調べておく。          
【11】学習指導要領と教育内容の変遷過程並びに現在の教育内容・講義
・予習、復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:学習指導要領の変遷過程をまとめる。 予習:次時のテキストの該当箇所を熟読。
【12】教育課程:教育課程(カリキュラム)の意味、スコ−プ、シ−クェンス、教育課程の一般的な類型、指導計画等について・講義
・予習、復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:教科課程と教育課程の違いをまとめる。
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読するとともに、ネットでH24年の文科省「児童生徒の問題行動等・・・調査」のいじめの実態を調べておく。
【13】生徒(児童)指導:生徒(児童)理解、生徒指導の領域と方法、いじめを含む最近の問題行動等を中心に ・講義
・予習の確認(指名)
・質疑応答
復習:現在の学校教育の主な問題行動の発生要因をまとめる。
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読。自作の配付資料(課題)を読み、解答する。
【14】教育方法:実質陶冶と形式陶冶や教授と学習の違い、学習指導の基本原理、学習指導の形態について・講義
・予習、復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:方法の基本原理と形態をまとめる。
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読。自作の配付資料(課題)を読み、解答する。
【15】総括:授業内容の補足、理解不十分な内容の説明、課題として配付したプリントの解説中心・講義
・課題(プリント)の解説と質疑応答。
これまで学んだテキスト内容やテキスト外の内容をまとめ、到達目標に達しているか否かを確認する。                 
評価方法
筆記試験、発表、平常点によって総合的に評価します。
教科書
松島鈞、志村鏡一郎、福田弘監修『現代学校教育論』日本文化科学社
参考図書
必要に応じて資料配布。
備考
授業では必ず予習・復習(まとめ等)をしなければなりません。また、予習・復習についてはその都度指名し、発表・発言を求めます。