徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    無機化学

科目番号55000担当教員名庄子 昇単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
【授業概要】無機化合物を形成する多くの元素の性質を体系的に説明し,代表的な無機化合物である酸化物,水素化物,水酸化物,オキソ酸の成り立ちと性質,薬学との関連を説明する。無機化合物や錯体と生命機能の関わりを理解するために,医療現場で取り扱う無機医薬品に関連した無機化学の基本概念や代表的な無機化合物と無機医薬品の性状,薬効及び作用機序を説明する。
【到達目標】大学教育コアカリキュラムに示された無機化学の範囲の項目を十分習得してCBTや薬剤師国家試験に万全に対応できる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】元素の分類を理解し,各分類の特徴や周期表に基づいた原子の諸性質を概説できる。講義,演習 
【2】水素原子について概説できる。  
【3】1族元素。アルカリ金属の単体,水素化物,水酸化物,塩について概説できる。  
【4】2族元素。アルカリ土類金属の単体,水素化物,水酸化物,塩について概説できる。  
【5】13族元素。ホウ素アルミ族の単体,化合物の性質を概説できる。  
【6】14族元素。炭素の3種の単体,無機化合物(二酸化炭素,各種の炭素酸)について概説できる。  
【7】15族元素。窒素の水素化物,酸化物,オキソ酸やリンのオキソ酸について概説できる。  
【8】16族元素。酸素の単体や水の性質,硫黄の酸化物やオキソ酸について概説できる。  
【9】17族元素。ハロゲン4種の比較,塩素のオキソ酸について概説できる。  
【10】遷移元素全般について,その特徴や典型元素金属との違いとその理由について概説できる。  
【11】3族から12族までの遷移元素,特にクロム,マンガン,鉄,銅,亜鉛について概説できる。  
【12】錯体の基礎(配位結合,配位原子,配位数,配座数などの基本用語)及び名称・構造について概説できる。  
【13】錯体の基本的性質と錯体の安定度に及ぼす因子について概説できる概説できる。  
【14】錯体の安定度定数とキレート効果,反応性について概説できる。  
【15】代表的な無機医薬品および,医薬品として用いられる錯体や生体関連物質について概説できる。  
評価方法
試験,課題問題の提出,平常点
教科書
生命科学のための無機化学・錯体化学,廣川書店,3,780円
参考図書
適宜紹介
備考