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【科目名】健康相談活動

科目番号	55129	担当教員名	貴志　知惠子	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	2年

授業概要
【授業概要】養護教諭の行う健康相談は職務の特質や保健室の機能を生かし、児童生徒の様々な訴えに対して、常に心的な要因や背景を念頭に置いて、心身の健康観察、問題の背景の分析、解決のための支援、関係者との連携など、心や体の両面への対応を行う活動である。ここでは、予防的な健康相談活動についても重視していく。健康相談活動に関する基本的理解のもとで具体的な事例をあげながら心的要因の把握や支援のあり方について、ロールプレイやグループワーク等を取り入れながら進めていく。
到達目標
【到達目標】本講義では、養護教諭の職務の特性や保健室の機能を生かした健康相談の基礎的実践能力を習得することを目的とする。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	養護教諭の行う健康相談養護教諭の行う健康相談、学校教育と健康相談	講義グループ活動	養護教諭の行う健康相談についてまとめる
【2】	子どもの健康・発達・教育の課題と健康相談子どもの健康問題の変遷、発達段階における健康問題	講義グループ活動	発達段階における子どもの健康問題をあげ方策についてまとめる
【3】	健康相談に必要な理論と技法１子どもの人格発達論、主要な発達理論と発達段階	講義個人活動　全体活動	主な発達理論について整理する
【4】	健康相談に必要な理論と技法２心身医学の基礎知識、精神医学の基礎知識、	講義個人活動　全体活動	心身医学と精神医学の基礎知識について整理する
【5】	健康相談に必要な理論と技法３児童生徒に見られる発達障害と学校での対応、看護学の基礎知識	講義個人活動　全体活動	発達障害と学校での対応についてまとめる
【6】	健康相談に必要な理論と技法４カウンセリング心理学の知識と基礎技法、カウンセリングの技法とそれを支える理論	講義個人活動　全体活動	カウンセリング心理学の知識と基礎技法についてまとめる
【7】	健康相談の実践効果をあげるための視点と方法養護教諭の職務の特質を生かすとは、保健室の機能を健康相談に生かすとは、	講義個人活動　グループ活動全体活動	養護教諭の職務や保健室の機能を生かした健康相談についてまとめる
【8】	健康相談と連携連携における養護教諭の役割と独自性、健康相談における連携の対象と方法、プライバシーの保護と危機管理	講義個人活動　グループ活動全体活動	健康相談と連携について対象と方法についてまとめる
【9】	子どもの問題と健康相談の実際日常の訴えと健康相談の基本、継続して対応する場合の健康相談	講義グループ活動	健康相談の基本をおさえ、訴えに対してどのように対応するかをまとめる
【10】	子どもの問題と健康相談の実際危機管理的な対応と健康相談、精神疾患への対応	講義グループ活動	危機管理的な対応と健康相談について考えをまとめる
【11】	特別支援教育と健康相談特別支援教育と健康相談の基本、特別支援教育と養護教諭に期待される役割、開かれた保健室のために	講義全体活動	開かれた保健室にするかめにどのように取り組むかをまとめる
【12】	健康相談の記録と事例研究健康相談の記録、事例研究会の進め方	講義全体活動	事例研究会の進め方について整理する
【13】	健康相談の実践力向上のために養成教育と現職研修の一貫した取り組み、保健室で行う「子ども理解の方法」	講義個人活動　グループ活動全体活動	保健室で行う「子ども理解の方法」について具体例をあげてまとめる
【14】	自己実現に果たす健康相談の役割健康教育に果たす健康相談の役割、心の健康と生活習慣	講義個人活動　グループ活動全体活動	自己実現に果たす健康相談の役割について整理する
【15】	自己実現に果たす健康相談の役割健康相談と心の健康に関する教育、ストレスマネジメント、ソーシャルスキルトレーニング、予防教育	講義個人活動　グループ活動全体活動	健康相談を予防的な取り組みや人的環境改善に生かすためにできることをまとめる

評価方法
毎時間の小テストやレポート、グループ活動評価
教科書
「健康相談活動の理論と実際」三木とみ子・徳山美智子編、ぎょうせい
参考図書
随時に追加の資料を配付

備考
養護教諭免許取得の場合は必修教科書の他にノートと付箋紙（縦100㎜、横70㎜）を毎回持参すること