徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    教育原理

科目番号55184担当教員名武田 紘一単位2単位
科目群資格必修・選択必修開講期後期 対象年次1年
授業概要
〔授業概要〕教育職員免許法においては、教育原理の授業は「教育の基礎理論に関する科目」の中に位置づけられる。このため本授業では、教育の本質、人間の発達と教育の場、教育思想、学校教育の成立過程、学校教育の目的・目標、学習指導要領の変遷と現在の教育内容、教育方法等について、現代教育の課題をも踏まえながら、これらの基礎理論を学習する。同時に、主体的な学習態度も身に付けるようにする。
〔到達目標〕1.「教育」の意味、教育の必要性を理解する。2.学校教育と生涯学習との関係がわかる。3.学校教育の目的がいえる。4.著名な思想家、実践家の名称や特徴、著書がいえる。5..わが国における近代学校制度の変遷過程を理解する。6.現在の学校教育の内容、指導方法の基本を理解する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテ−ション : 「教育原理」を学ぶことの意義、授業計画、単位や評価方法、学習の仕方(予習・復習、メモの仕方)、テキスト等についての説明。 講義(予習・復習の確認のためその都度指名する。後半には自主学習のための課題を作成して配付する。) 
【2】教育とは何か : 「教育」の語義。人間の教育を個と文化と社会の関係から理解する。  
【3】人間の発達 : 人間の誕生(ポルトマンの生理的早産説)、教育の必要性、発達と環境の関係(野生児)を学ぶ。  
【4】教育の場 : 生涯学習社会の観点から学校教育、家庭教育、社会教育のそれぞれ機能の特質を理解する。  
【5】教育の目的 :教育基本法の目的・目標、学校教育法の目的・目標(義務教育、小学校、幼稚園)を理解する。     
【6】わが国の学校教育の歴史(1) : 「学制」の制定、国家主義教育体制の確立、大正デモクラシ−期の新教育運動の特徴、戦時の教育体制を理解する。  
【7】わが国の学校教育の歴史(2) : 戦後における新しい学校系統と義務教育の制度並びに就学前教育を理解する。    
【8】欧米の教育思想(1) : コメニウス、ロック、ルソ−、ペスタロッチの思想の特徴を学ぶ。  
【9】欧米の教育思想(2) : コンドルセ、デュ−イらの思想の特徴を学ぶ。  
【10】欧米の新教育運動の展開 : イギリス、フランス、ドイツ、アメリカにおける「子どもから」の思想に基づく新教育運動とはどのようなものかを学ぶ。  
【11】教育課程 : 教育課程の意味、教育課程の類型を学ぶ。  
【12】学習指導要領 : 学習指導要領と教育内容の変遷過程並びに現在の教育内容(幼稚園と小学校を中心)について学ぶ。  
【13】教育方法 (1) : 実質陶冶と形式陶冶、教授と学習、学習指導の基本原理(自主性・興味・社会化・経験等)について学ぶ。  
【14】教育方法 (2) : 学習指導の形態(一斉指導、グル−プ学習、個別指導、習熟度別学習指導、TTなど)を学ぶ。  
【15】総括 :授業内容の補足、理解不十分な内容の説明、課題として配付したプリントの解答・解説等を行う。  
評価方法
試験と平常点によって総合的に評価します。
教科書
松島鈞、志村鏡一郎、福田弘監修『現代学校教育論』日本文化科学社
参考図書
必要に応じて資料配布。
備考
授業においては、必ず予習・復習することを求めます。