徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    保育者論

科目番号55213担当教員名武田 紘一単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
【授業概要】就学前の教育・保育は環境を通して行うことになるが、環境の中で最も大切なものは人的環境である。とりわけ諸々の環境を構成する環境(人的環境=保育者)の持つ意義は大きい。そこで、本授業では望ましい保育者になるために、保育者とは何か、保育者はどのようなことを理解し、身に付けておかなければならないか、また保育者の職務内容とは何かなどについて学ぶ。即ち、保育者の資質・専門性、保育者の制度的位置づけ、保育者の仕事(子ども理解、保育内容と遊び、計画と総合的な指導・援助の在り方、保育者間の協働、保護者への支援と連絡、地域社会や専門機関並びに小学校との連携、専門性の向上)などを理解するとともに、あるべき保育者像の形成に向かっての意欲、態度、自覚を養う。
【到達目標】1.保育者の専門性と保育者の制度的位置づけを理解できる。2.専門性を高めるための方法を把握する。3.保育職の内容とその実際を理解できる。4.専門性を踏まえた自分なりの保育者像を持つことができる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテ−ション : 「保育者論」を学ぶことの意義、授業展開、単位や評価方法、学習の仕方(予習・復習、メモの仕方)等についての説明。 講義(予習・復習の確認のためその都度指名。発表。) 
【2】望ましい保育者像 : 望ましい保育者に対するイメ−ジはどのようなものであるかを考える。  
【3】保育者の制度的位置づけと保育者の責務 : 日本国憲法、教育基本法、学校教育法、児童福祉法等との関連で学ぶ。  
【4】保育者の資質・専門性 : 資質・専門性とは何かについて理解する。  
【5】保育者の職務 : 幼稚園、保育所(児童福祉施設含む)における保育者の職務内容を知る。  
【6】子どもの発達と保育(1) : 乳児期の発達特性と保育者のかかわり方を理解する。  
【7】子どもの発達と保育(2) : 子どもの発達特性(環境との関連からの言葉、思考等の特徴など)と保育者のかかわり方を理解する。  
【8】遊びと保育(1) : 遊びの本質、遊びの価値、総合的指導の展開について学ぶ。  
【9】遊びと保育(2) : 遊びの分類、遊びと環境、遊びの場などについて学ぶ。  
【10】保育課程による保育の展開 : 子どもの成長・発達と保育内容の編成、自己評価について学ぶ。  
【11】保育の方法と子どもの育ち : 指導・援助における基本的姿勢と指導計画に基づく指導スキルについて学ぶ。  
【12】保護者への支援 : 現代家族の子育て状況、親への子育て支援の実際を学ぶ。  
【13】地域社会の中の保育者の役割 :子育て相談、他の専門機関(専門家)との連携、小学校との連携、地域社会の行事等との関係について学ぶ。  
【14】保育者集団と職場環境づくり :人間関係の確立、日々の学び合い、研修、自己研鑽などをとおして、専門性の向上を図ることの重要性を理解する。  
【15】総括 : 講義内容の補足、理解不十分な内容の説明等を行う。  
評価方法
試験と平常点(授業への取り組み姿勢、質問への応答、発表)により総合的に評価します。
教科書
小田豊、笠間浩幸、柏原栄子編著『保育者論』北大路書房。
参考図書
必要に応じて資料配布。
備考
保育士の資格取得を希望する学生は、この「保育者論」の授業は必修科目です。
授業においては予習・復習とレポ−ト提出を求めます。