徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本国憲法��

科目番号75024担当教員名青野　透単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
学部の学位授与方針に基づき、法学の「知識の中核をなす原則的な知織」として、日本国憲法における人権規定について講義する。日本国憲法施行後、基本的人権の尊重という全く新しい理念を掲げて、国づくりが行われてきた。これからもそうである。受講生が大学卒業後、どのような職場においてどのような仕事をすることになろうと必要な認識である。さまざまの人権について具体的にその理念を確認し、関連する法律や判例について知ることによって、その意義を確認する。特に、先進医療社会そして超高齢化社会に生きる私たちがそこにある人権問題に気づき、どうアプローチしていけばいいのかを、受講生皆で考える。
到達目標
(1)知識　日本国憲法に関する「原則的な知織」のうち、基本的人権についての主要な事項を十分に理解する　(2)技能　基本的人権に関する他の人の意見を書物や論文や新聞記事から広く読み解き、自分の考えを他の受講生に理解されるよう表現することができる　(3)姿勢　現代社会において人権問題とされていることについて、どのようにすれば解決できるか、そのために自分に何ができるかを考え、そのために行動することができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】日本国憲法を学ぶ意義について
日本国憲法の基本原理について		教員による講義と、受講生によるペア・ワーク　
【2】憲法第13条の解釈について
憲法第14条の解釈について		教員による講義と、受講生によるペア・ワーク　
【3】自己決定権を具体的に考える　１　障害者の自由と権利教員による講義と、クリッカーによる賛否確認、および受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【4】自己決定権を具体的に考える　２　母親および父親となる権利教員による講義と、クリッカーによる賛否確認、および受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【5】自己決定権を具体的に考える　３　産まない自由教員による講義と、クリッカーによる賛否確認、および受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【6】自己決定権を具体的に考える　４　治療拒否の自由教員による講義と、クリッカーによる賛否確認、および受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【7】自己決定権を具体的に考える　５　移植医療・再生医療を受ける自由教員による講義と、クリッカーによる賛否確認、および受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【8】新しい人権について考える　１　名誉権・プライヴァシー権・自己情報開示請求権教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【9】新しい人権について考える　２　環境権教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【10】新しい人権について考える　３　平和的生存権教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【11】憲法を基礎づける人権について考える　１　思想良心の自由・信教の自由と政教分離教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【12】憲法を基礎づける人権について考える　２　表現の自由　教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【13】憲法を基礎づける人権について考える　３　職業選択の自由と労働者の権利教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【14】憲法を基礎づける人権について考える　４　参政権教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【15】人権についての知識と意識を行動に結びつけるために教員による講義と、受講生によるペア・ワーク　
評価方法
毎回の授業時間外学習の成果の確認（２０％）、毎回の授業のミニッツペーパーにおける授業内容理解度とペア・ワークの積極的意見交換の確認（２０％）、２回のレポートにおける学習成果の確認（６０％）
教科書
水島朝穂『18歳からはじめる憲法』法律文化社，2016年
『ポケット六法 平成28年版』（有斐閣）
参考図書
青野透他共著『日本国憲法―主権・人権・平和』ミネルヴァ書房、2010年
青野透他共著『デモクラシーと憲法』ミネルヴァ書房、1999年
備考
図書館の50種類近くの全国紙、地方紙を活用した授業とするので、積極的に図書館の新聞を読むことを推奨する。毎回提出してもらうミニッツペーパーの内容は、適宜、名前を付して授業で紹介する。なお、法の原理�機△�よび、日本国憲法ベイシック�気瞭鵑弔硫別椶砲弔い董�単位修得済みであることが望ましい。