徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    公共経済学��

科目番号75039担当教員名松本　哲人単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
本講義は、下記の教科書に沿って公共経済学の基本的理論分析を学ぶ。
公共経済学は、公共部門の経済活動、とりわけ公共財（政府により供給されることが望ましい財）の適正規模の決定やその費用分担などを対象とする。
本講義を理解するためには、経済学の基礎的な知識を前提とするが、ミクロ経済学の基礎から学び直しを行い、市場の役割と限界について理解し、公的部門の役割を議論するための基本的な枠組みについて解説する。
本講義は、公共経済学�気�らの継続科目で、下記の教科書に沿って公共経済学の基本的理論分析を学ぶ。
到達目標
�仝�共経済学の理論的基礎を理解する。
�∪�府の経済活動について公共経済学の知見から眺めることができる。
�Ｍ諭垢併埔譴亮最圓箸修慮彊�ならびにその対策および政府の収入である租税のあり方を文章として論じることができる。
�じ�共経済学の理論に基づいて、現状の政策を理解し、今後の政策のあるべき姿について意見を持つことができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イントロダクション講義次回の予習（教科書92-98頁）と今回の復習
【2】負の外部性講義次回の予習（教科書98-100頁）と今回の復習
【3】負の外部性による市場の失敗講義次回の予習（教科書100-104頁）と今回の復習
【4】正の外部性講義次回の予習（教科書104-109頁）と今回の復習
【5】正の外部性による市場の失敗と外部性の内部化講義次回の予習（教科書109-112頁）と今回の復習
【6】コースの定理講義次回の予習（教科書116-129頁）と今回の復習
【7】自然独占の形成講義次回の予習（教科書130-135頁）と今回の復習
【8】独占企業への介入講義次回の予習（教科書138-148頁）と今回の復習
【9】租税とは講義次回の予習（教科書149-155頁）と今回の復習
【10】租税の転嫁と帰着講義次回の予習（教科書155-161頁）と今回の復習
【11】需要の価格弾力性と最適課税講義次回の予習（教科書164-181頁）と今回の復習
【12】公債の特徴とプライマリー・バランス講義次回の予習（教科書181-189頁）と今回の復習
【13】公債負担論講義次回の予習（教科書192-202頁）と今回の復習
【14】所得再分配政策講義次回の予習（教科書202-214頁）と今回の復習
【15】社会厚生講義期末テストに向けての復習
評価方法
期末テストの点数によって評価する。
教科書
『公共経済学入門 (経済学叢書Introductory)』上村敏之、新世社 、2011年。
参考図書
『公共経済学講義 -- 理論から政策へ』須賀晃一編、有斐閣、2014年。
『コア・テキスト公共経済学 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)』板谷淳一・佐野 博之、新世社 、2013年。
『公共経済学 (有斐閣アルマ)』林正義・小川光・別所俊一郎、有斐閣、2010年。
『公共経済学 第3版 (現代経済学入門) 』奥野信宏、岩波書店、第3版、2008年。
『ミクロ経済学〈1〉市場の失敗と政府の失敗への対策 (プログレッシブ経済学シリーズ)』八田達夫、東洋経済新報社、2008年。
『ミクロ経済学〈2〉効率化と格差是正 (プログレッシブ経済学シリーズ) 』八田達夫、東洋経済新報社、2009年。
備考
本講義は先に書いたように「公共経済学�機廚�らの継続科目であり、ミクロ経済学ならびに公共経済学�気鰺�修し、理解している受講生でないと単位取得は極めて厳しくなります。
適宜、ミクロ経済学やこれまでの復習に関するテストを実施し、最低点に到達しない場合は、期末テストの受験資格を喪失する可能性があります。
なお、授業時数の３分の２以上の出席がない場合、期末試験を受けることはできません。
また、私語等の講義を妨害する行為については、いかなる理由があろうとも、期末テストの採点対象外とするので注意してください。
大学設置基準第21条2項は、「一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容をもつて構成すること」となっていおり、講義時間も含めて90時間の学修により二単位を認定することとなります。
その覚悟を持ったうえで履修してください。