徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    臨床製剤学

科目番号75298担当教員名石田 志朗単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次新カリ3年
授業概要
薬物治療においては、薬物を必要とする部位に効率よく到達せしめたり、製剤から放出性に持続性を持たせることで使用回数を少なくするDrug Delivery System (DDS:薬物送達システム)の医薬品が繁用されている。本講義では、医薬品製剤の基本知識を調剤の視点から理解するとともに、DDS製剤の放出制御の機序についても学習する。
講義開始10分間で、予習の確認テストを行い、その後に講義する。
到達目標
1.医薬品の各種製剤の特徴および投与後の体内動態について説明できる。
2.DDS製剤の服薬指導の内容について概説できる。
3.DDSの方法と有用性を説明できる。
4.代表的なDDS製剤を具体的に挙げて、その特徴と有用性について説明できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】製剤化の概要と調剤、E5(2)・代表的な製剤講義のガイダンス、講義 調剤指針:調剤の概念を復習、散剤、水剤、錠剤に関連する部分を熟読
【2】経口投与製剤(散剤、水剤、錠剤)、E5(2)・代表的な製剤確認試験、講義調剤指針:点眼剤、吸入剤、貼付剤に関連する部分を熟読
【3】粘膜および皮膚に適用する製剤(点眼剤、吸入剤、貼付剤)、E5(2)・代表的な製剤確認試験、講義調剤指針:注射剤に関連する部分を熟読
【4】注射剤、E5(2)・代表的な製剤確認試験、講義調剤指針:生薬、透析に関する部分を熟読
【5】生薬および透析に関連する製剤、E5(2)・代表的な製剤確認試験、講義配付資料を熟読
【6】生物学的同等性:製剤間での相違、先発・後発医薬品間での相違、E5(2)・生物学的同等性確認試験、講義図解で学ぶDDS:「DDSとはなにか」を熟読
【7】DDSの概念と有用性、E5(3)・DDSの必要性確認試験、講義図解で学ぶDDS:「DDSの目的と技術」を熟読
【8】DDS製剤の目的と技術(1):薬物の吸収とその制御、E5(3)・DDSの必要性確認試験、講義図解で学ぶDDS:「DDSの目的と技術」を熟読
【9】DDS製剤の目的と技術(2):コントロールドリリース、ターゲッティング、E5(3)・コントロールドリリース、E5(3)・ターゲティング確認試験、講義図解で学ぶDDS:「経口投与とその改善」を熟読
【10】経口投与とその改善(1):徐放性製剤、口腔内崩壊錠、E5(3)・コントロールドリリース、E5(3)・吸収改善確認試験、講義図解で学ぶDDS:「経口投与とその改善」を熟読
【11】経口投与とその改善(2):プロドラッグ製剤、腸溶性製剤、E5(3)・コントロールドリリース、E5(3)・吸収改善 確認試験、講義図解で学ぶDDS:「経皮投与・経肺投与とその改善」を熟読
【12】経皮・経肺投与とその改善、E5(3)・コントロールドリリース、E5(3)・吸収改善 確認試験、講義図解で学ぶDDS:「高分子医薬品と高分子特性を利用したDDS」を熟読 配付資料:「分子標的治療薬」を熟読
【13】高分子医薬品と高分子特性を利用したDDS、E5(3)・コントロールドリリース、E5(3)・ターゲティング 確認試験、講義図解で学ぶDDS:「微粒子キャリア製剤を利用した薬物ターゲッティング」を熟読
【14】微粒子キャリア製剤を利用した薬物ターゲッティング、E5(3)・コントロールドリリース、E5(3)・ターゲティング 確認試験、講義図解で学ぶDDS:「次世代型DDS技術」を熟読
【15】まとめ確認試験、講義 
評価方法
確認試験40%、定期試験60%
教科書
薬事日報社 調剤指針、じほう 図解で学ぶDDS
参考図書
じほう ファームテックジャパン
備考
薬学モデルコアカリキュラムE5(2)「製剤設計」のうち・代表的な製剤、・生物学的同等性、(3)DDS(Drug Delivery System:薬物送達システム)・DDS の必要性、・コントロールドリリース(放出制御)、・ターゲティング(標的指向化)、・吸収改善に対応 本講義は、本講義前の生物薬剤学(2年後期)、薬物動態学(3年前期)、製剤学(3年前期)、調剤学(3年前期)、同時期の臨床調剤学(3年後期)、薬物動態・調剤・製剤系実習(3年後期)の内容と関連する。
オフィスアワー 月曜日17:00-18:00、火曜日17:00-18:00 場所:21-0407