徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    音楽療法実習��

科目番号75684担当教員名井村　幸子単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期通年 対象年次4年
授業概要
卒業後、高齢者を対象とした音楽療法サービスでの就職を希望する学生のためのクラスです。音楽療法総合演習��A、��Bと連動し、これまで学んだ知識と他のポピュレーションの臨床経験から、それらを統合し、さらに質の高いセラピーを社会で提供すべく、再び高齢者の音楽療法に向かい合う実習です。実習サイトは学外の介護老人保健施設を予定しています。
到達目標
1. 高齢者の音楽療法で使われる曲のレパートリーを増やし、弾き歌いができる。
2. アクティビティのレパートリーを増やし、カテゴリーにわけ、電子ファイルで保存する。
3. 他の学問分野と融合させたアクティビティをつくる。
4. オリジナルのアセスメントツールを作成、評価し、音楽療法の効果のエビデンスをつくる。
5. ドキュメントを適切に作成し、提出する。
6. 自身のセラピストとしての決定に理論的根拠をもつ。
7. 大学での「学修」、自律的な勉強の仕方を身につける。卒業後も、このようにしてずっと学び続ける。
8. 自らが地域で実践したこの実習IIIのセラピーについて、音楽療法総合演習IIBでプレゼンテーションをおこない、他者に音楽療法を説明する力を身につける。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】アセスメント&プログラムプラン
●他の専門職からの聞き取りアセスメント		実習アセスメント要約作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【2】アセスメント&プログラムプラン
●音楽刺激をもちいたアセスメント:出版されているアセスメントツールをもちいて		実習アセスメント要約作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【3】アセスメント&プログラムプラン
●音楽刺激をもちいたアセスメント:オリジナルのアセスメントツールを作成する		実習実施プラン作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【4】アセスメント&プログラムプラン
●アセスメント要約報告書、音楽療法実施プランの提出		実習実施プラン作成
セッションプラン作成
データシート作成
弾き歌い
【5】高齢者対象の音楽療法でもちいられる曲
●時代背景と音楽		実習データシート作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【6】高齢者対象の音楽療法でもちいられる曲2
●好みを知って、レパートリーを増やす
●高齢者の反応を引き出す弾き方		実習データシート作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【7】アクティビティのレパートリーをさらに増やす実習データシート作成
セッションプラン作成
レパートリーをまとめたファイルの提出
弾き歌い
【8】高齢者の心に寄り添う
●治療哲学
●回想法		実習データシート作成
セッションプラン作成
経過報告書作成
弾き歌い
【9】上質なセッションを提供するために
●高齢者の知らない曲も利用する		実習データシート作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【10】上質なセッションを提供するために
●他の学問分野との融合		実習データシート作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【11】モデルプランの実施1
●多重感覚刺激との併用		実習データシート作成
弾き歌い
【12】モデルプランの実施2
●音楽とImageryとの融合		実習データシート作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【13】モデルプランの実施3
●特定の音楽スタイルにのせて、日常（かつての）生活を歌う		実習データシート作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【14】モデルプランの実施4
●Supplemental materialsをうまく利用する		実習データシート作成
セッションプラン作成
弾き歌い
【15】音楽療法終了報告書をまとめ、後日、教員をとおして、施設に提出実習終了報告書作成
評価方法
1. 単位認定には、すべてのドキュメントが適切に記載、ファイルされており、スーパーバイザーおよび施設に提出されていることが前提となる。
2. 到達目標となる項目について評価する。
教科書
●Davis, W.B., Gfeller, K.E., and Thaut, M.H. 栗林文雄訳. (2006). 音楽療法入門. 一麦出版社.
●American Music Therapy Association. (2011). AMTA Standards of Clinical Practice. MA: Author.
●American Music Therapy Association. (2011). AMTA Code of Ethics. MA: Author.
●American Music Therapy Association. (2011). AMTA Professional Competencies. MA: Author.
●Rohrbacher, M. J. (2014). Lecture on Assessment and Program Planning in Music Therapy Practice. Personal Collection of Rohrbacher, M. J., Tokushima Bunri University, Tokushima Japan.
参考図書
●アリシア・アン・クレア. (2001). 高齢者のための療法的音楽活用. (廣川恵理 訳) 札幌: 一麦出版社.
●Bruscia, K. E. 生野里花訳(2001). 音楽療法を定義する. (2nd ed.). 東京：東海大学出版会.
●Hintz, M. R. (2000). Geriatric Music Therapy Clinical Assessment: Assessment of Music Skills And Related Behaviors. Music Therapy Perspectives, 18 (1), 31-40.
●黒川由紀子.（2005）. 高齢者の心理療法 回想法. 東京: 誠信書房.
●Lipe, A. (2005). The music-based evaluation of cognitive fuctioning. In A. Lipe & E. York. Manual for administration. Spartanburg, SC: Converse College.
●Rohrbacher, M. J. (2007). Healthcare, fuctions of music therapy for persons with altzheimer\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\'s disease & related disorders: Model demonstration program in adult.
備考
この実習は通年で15回おこなうものとする。