徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    数学A

科目番号83808担当教員名松本 新功単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
 薬学の専門学習で必要な,指数・対数・微積分学・統計学を学ぶ.特に,以後の専門学習や研究活動にて,微積分学の知識を含んだ数式を正しく理解し,道具として応用できる技能を養う.高校数学で学ぶ曲線の傾きや面積・体積計算のみならず,一般的な数学・物理モデルにも広く対応できる,より実用的な微積分学の使い方を身につける.
到達目標
【知識】
 ・指数・対数の概念と公式を正しく理解している.
 ・微積分の基本的な概念と公式を正しく理解している.微小量の概念を正しく理解し,微分方程式の立式等に応用することができる.

【技能】
 ・指数・対数の計算ができる.
 ・初等関数の微積分の計算ができる.
 ・基本的な1階の常微分方程式の計算ができる.
 ・分散,期待値など統計学の基本的な計算ができる.

【思考・判断】
 ・指数対数,微積分等の応用問題を解くにあたって,必要な数学の知識を正しく選択することができる.
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】・本講義について
・微分計算の基礎1(初等関数の微分公式等)
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.69-79を読んでおくこと.
【復習】演習プリントvol.1の問題を解いておくこと.
【2】微分計算の基礎2(合成関数の微分等)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.69-79を読んでおくこと.
【復習】演習プリントvol.1の問題を解いておくこと.
【3】積分計算の基礎1(初等関数の積分公式)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.89-102を読んでおくこと.
【復習】演習プリントvol.2の問題を解いておくこと.
【4】積分計算の基礎2(置換積分法,部分積分法等)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.89-102を読んでおくこと.
【復習】演習プリントvol.2の問題を解いておくこと.
【提出課題】微分・積分の計算問題を宿題として課します.翌週に提出すること
【5】指数とその計算法(指数の概念と指数法則)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.41-49を読んでおくこと.
【復習】演習プリントvol.3の問題を解いておくこと.
【6】対数とその計算法(対数の概念と対数法則)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.51-58を読んでおくこと
【復習】演習プリントvol.4の問題を解いておくこと.
【提出課題】指数・対数の計算問題を宿題として課します.翌週に提出すること.
【7】微積分学の応用1(積分で面積を求める際の,様々な微小量の取り方)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.97-98等をヒントに,「積分とは結局,何なのか?」を考えておいてください.
【復習】講義ノートの式変形を,自分の手を動かして確認しておくこと.
【8】微積分学の応用2(距離・速さ・加速度と積分の関係)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】物理学の参考書で,速さ・加速度の定義を確認しておいてください.(例えば,参考書1のp.8-24)
【復習1】講義ノートの式変形を,自分の手を動かして確認しておくこと.
【復習2】演習プリント5の問題を解いておくこと.
【9】微積分学の応用3(より一般的な数学・物理モデルへの応用)・小テスト
・演習
【予習】第7,8回目の講義で,理解できていない部分を埋めておいてください.
【復習】演習プリント6の問題を解いておくこと.
【10】中間試験  
【11】常微分方程式の計算法(簡単な1階の常微分方程式とその解法)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【復習】演習プリント7を解いておくこと.
【提出課題】微分方程式の計算問題を宿題として課します.翌週に提出すること.
【12】常微分方程式の応用1(簡単な数学・物理モデルへの応用)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【復習】演習プリント8の講義で取り上げた問題を解きなおしておくこと.
【13】常微分方程式の応用2(演習)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】演習プリント8のまだ解いていない問題を見ておく.
【復習】演習プリント8の講義で取り上げた問題を解きなおしておくこと.
【14】統計学の基礎1(確率分布の考え方)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】高校数学(数学A)の教科書・参考書で「確率」の知識を復習しておくこと.
【復習】講義ノートの,特に式変形を自分で手を動かして,解きなおしておく.
【15】統計学の基礎2(期待値・分散等)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】高校数学(数学B)の教科書・参考書で「統計とコンピュータ」の知識を復習しておくこと.
【復習】講義ノートの,特に式変形を自分で手を動かして,解きなおしておく.
評価方法
平常点、提出物、中間・期末試験の結果を元に評価する.割合の目安は1:1:8程度である(状況に応じて調整することがある).詳細は第1回目の講義にて説明します.
教科書
教科書1:「大学新入生のための微分積分入門」石村 園子著(共立出版)
(*教科書の購入は,1回目の講義が終わるまでお待ちください.高校数学IIIの教科書や参考書を持っている場合は,必ずしも必要ありません.)

その他:配布プリント.
参考図書
参考図書1:「物理学入門」原康夫(学術図書出版社)

参考図書2:「微分方程式で数学モデルを作ろう」 D.バージェス/M.ボリー著 (日本評論社)
備考
1:【注意】オリエンテーション時に実施する「数学力テスト」の結果をもとにして,「基礎クラス」と「応用クラス」にクラス分けを行います.このスケジュールは「応用クラス」のものです.「基礎クラス」に配属された方々は,別のシラバス(数学A[峯崎])に沿ったスケジュールになります.事前に発表されるクラス分け結果を確認して,該当するクラスでの受講をお願いします.評価方法等々,詳細を第一回目の講義で説明しますので,必ず出席するようにしてください.

2:オフィスアワー:金曜4講目