徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    メディア基礎演習(実習を含む)

科目番号84689担当教員名山城 新吾単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
【授業概要】
ICT(情報通信技術)が多くの業種において重要インフラととなった現在、円滑に業務をすすめるためには、単に関連資格の取得だけではなく、実践を通じてバランスのとれた知識と技術を身につけていることが重要である。本「メディア基礎演習」では映像制作の現場の視点から見たカメラワークや映像の見せ方に関する知識・技術の理解と、AfterEffectsを利用した映像への特殊効果の付与に関する基礎的なスキルの習得を図る。
到達目標
【到達目標】
(1)知識
・映像制作の全体的な流れを理解している
・ビデオカメラやスタジオ設備、AfterEffectsの機能や取扱について理解している
(2)態度
・教員の指示に基づき、主体的な作品制作が出来る
・作品制作に意欲を持ち、完成まで責任感を持ち制作することが出来る
・作品制作に関わる周囲の人々と協調して制作することが出来る
・作品の評価にあたり、指摘された評価を素直に受け止めて作品の質向上につなげることが出来る。また、相手に対する敬意と冷静さをもって作品の相互評価が出来る。
(3)技能
・基本的なカメラワークとスタジオ設備の運用が出来る
・AfterEffectsを利用した映像の補正・エフェクト処理・レイヤー処理・テキスト・3D合成等の基本的な処理が出来る
(4)思考・判断
・作品制作に必要な段取りや調整を自ら考え、実行することが出来る
・作品の質向上に必要な判断を自ら行い、その結果をもとに作品を改善することが出来る
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】映像における意図とカメラワーク(1)
5W1Hとイマジナリーラインの実際
演習
一部講義
映像作品制作(1)
【2】映像における意図とカメラワーク(2)
作品に対する評価
演習
作品評価
評価に対するフィードバック
【3】映像における意図とカメラワーク(3)
伝えるべき内容に応じたシーンの分割
演習
一部講義
映像作品制作(2)
【4】映像における意図とカメラワーク(4)
作品に対する評価
シーンの分割方法の詳細とカメラワークの実際
演習
一部講義
作品評価
映像作品制作(3)
【5】映像における意図とカメラワーク(5)
作品に対する評価
演習
作品評価
評価に対するフィードバック
【6】スタジオ設備の扱い(4)
四国放送スタジオ見学(予定)
演習/見学放送局とスタジオ設備についての予習
【7】AfterEffectsを利用した映像処理の流れ
基本的な流れの確認
演習
一部講義
流れの復習
【8】AfterEffectsによる映像制作の基本(1)
レイヤー・文字・図形の処理
演習
一部講義
映像作品制作(4)
【9】AfterEffectsによる映像制作の基本(2)
モーションコントロールの実際
演習
一部講義
映像作品制作(5)
【10】AfterEffectsによる映像制作の基本(3)
マスクの扱い
映像の補正・各種フィルタ
演習
一部講義
映像作品制作(6)
【11】AfterEffectsによる3D処理(1)
3Dレイヤーとカメラ・光源の基本的な扱い
演習
一部講義
映像作品制作(7)
【12】AfterEffectsによる3D処理(2)
3Dレイヤーとカメラ・光源の基本的な扱い
各種フィルタ等による演出
演習
一部講義
映像作品制作(8)
【13】AfterEffectsによるより高度な制作(1)
プラグインの扱い
演習
一部講義
映像作品制作(9)
【14】AfterEffectsによるより高度な制作(2)
プラグインの扱い
演習
一部講義
映像作品制作(10)
【15】成果発表とまとめ作品発表
相互評価
授業開始前まで作品の制作
評価方法
平常点(40%)および授業中に指示する課題や作品の評価(60%)をあわせて評価する。
課題や作品の未提出者には単位を授与しない。
最終回において作品の発表と相互評価・教員によるコメントを行う。
教科書
電報児タムラ, 電報児カトウ著「After Effects実践講座」(ビー・エヌ・エヌ新社 ISBN978-4-86100-763-7)
参考図書
グラスバレー株式会社著・ビデオサロン編集部編著「映像制作ハンドブック ―映像に係わるすべてのクリエイターの必読書(新版)」玄光社MOOK (2014年) ISBN978-4-7683-0538-6
益子広司著「映像カメラマンのための構図完全マスター」(玄光社MOOK,2005年 ISBN4-7683-0212-2)
備考
最初の6回のみ非常勤講師(清久先生)と山城の2名で授業を担当する。
なお、6回のうち1回について、四国放送のスタジオ見学を行う可能性がある。
課題遂行のため、授業時間外での作業が必要である。
オフィスアワー:水曜5時間目