徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    児童教育学演習

科目番号84690担当教員名武田 紘一単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
【授業概要】
子どもの望ましい成長・発達のためには、それぞれの発達過程に応じた多様な経験の積み重ねが大切である。かつて、デュ−イは教育を経験の連続的改造であると捉えて、児童中心、経験中心の立場から「なすことによって学ぶ」教育論を展開し、わが国の教育にも多大の影響を与えてきた。こうしたことから、本授業ではデュ−イ教育学の成立過程を考察しつつ、経験理論の今日的意義を原書にもふれながら共に考えていく。
到達目標
【到達目標】
○〈知識・理解〉プラグマティズムとは何か、またそれはどのようにして成立してきたかを的確に把握し、その概要を指摘できる。○〈態度・関心・意欲〉経験主義の教育理論に関心をいだき、実際の教育への適用について経験の新たな視点から取り組む意欲を身につける。〇〈技能・表現〉反省的思考を踏まえた問題解決学習の本質を捉え、教育の質の向上に取り組むことができる。〇〈思考・判断〉かつての経験主義の問題点を検討し、今子どもに必要な経験の理論とはどうあるべきかを思考していくことができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテ−ション。・説明と質疑応答
・資料配付
・デュ−イの著書を調べる。
・プラグマティズムとは何かを調べる。
・配付資料の熟読とレジュメの準備。2h
【2】プラグマティズムとは何か。(パ−スを中心にして)・講義と演習形式の併用
・発表・討議
・内容のまとめと理解不十分な点などの整理。
・配付資料の熟読とレジュメの準備し発表できるようにしておく。2h
【3】プラグマティズムとは何か。(ジェ−ムスを中心にして)・講義と演習形式の併用
・発表・討議
・資料配付。(英文)
・配付資料を参考にして、授業内容の概要をまとめ、レポ−トで提出する準備をする。2h
【4】プラグマティズムとアメリカの進歩主義教育の特徴。              ・講義と演習形式の併用
・英文内容の発表・討議
・授業内容をまとめる。
・配付資料(Education as a Necessity of Life)を訳して、概要をレジュメにまとめ、発表できるようにしておく。
・不明な点、疑問点等を明確にしておく。3h
【5】デュ−イの理論の理解。以下『Democracy and Education 』による。
英文講読
Education as a Necessity of Life          
・講義と演習形式の併用
・英文内容の発表・討議
・授業内容のポイントを自分なりにまとめる。
・次時の英文を訳し、概要の発表ができるようにしておく。3h
【6】Education as a Necessity of Life の解説                                   ・講義と演習形式の併用
・英文内容の発表・討議
・授業内容のポイントを自分なりにまとめる。
・次時の英文を訳し、ポイントをまとめ、発表できるようにしておく。3h
【7】英文講読
Education as a Social Function  
・講義
・英文内容の発表・討議
・質疑応答
・授業内容のポイントを自分なりにまとめる。
・次時の英文を訳し、ポイントをまとめ、発表できるようにしておく。
・不明な点、疑問点等を明確にしておく。3h
【8】Education as a Social Function の解説(社会環境の教育力を中心にして)・講義と演習形式の併用
・英文内容の発表・討議
・授業内容のポイントを自分なりにまとめる。
・次時の英文を訳し、ポイントをまとめ、発表できるようにしておく。また不明な点や疑問点等を明確にしておく。3h
【9】Education as a Social Function の解説(特殊環境としての学校を中心にして)・講義
・英文内容の発表・討議
・質疑応答
・授業内容のポイントを自分なりにまとめる。
・次時の英文を訳し、ポイントをまとめ、発表できるようにしておく。また不明な点や疑問点等を明確にしておく。3h
【10】英文講読
Experience and Thinking  
・講義と演習形式の併用
・英文内容の発表・討議
・授業内容のポイントを自分なりにまとめる。
・次時の英文を訳し、ポイントをまとめ、発表できるようにしておく。・また不明な点や疑問点等を明確にしておく。3h
【11】Experience and Thinking の解説(経験の本質を中心として)・講義と演習形式の併用
・英文内容の発表・討議
・授業内容のポイントを自分なりにまとめる。
・次時の英文を訳し、ポイントをまとめ、発表できるようにしておく。・また不明な点や疑問点等を明確にしておく。3h
【12】Experience and Thinking の解説(経験における反省を中心として)               ・講義と演習形式の併用
・英文内容の発表・討議
・授業内容のポイントを自分なりにまとめる。
・次時の英文を訳し、ポイントをまとめ、発表できるようにしておく。3h
【13】Experience and Thinking の解説(この章の総括を中心として)                  ・講義と演習形式の併用
・英文内容の発表・討議
・授業内容のポイントを自分なりにまとめる。
・次時の英文を訳し、ポイントをまとめ、発表できるようにしておく。・これまでの英文の内容のポイントをまとめ、レポ−ト提出する。3h
【14】経験の理論と問題(課題)解決力の育成をめざして・講義と演習形式の併用。
・質疑応答
・反省的思考の内容と問題解決学習の意義をまとめる。質問項目を整理しておく。3h
【15】総括:英文講読内容の補足と質疑応答。・講義と演習形式の併用。
・質疑応答
・現代社会の状況や学校教育の問題を取り上げ、デュ−イ理論をどのように活かすべきかを考え、整理しておく。3h
評価方法
英文訳(50%)、平常点(50%。レポ−ト、発表、質疑応答等)により総合的に評価します。
教科書
デュ−イ著『Democracy and Education 』より抜粋して配付。
参考図書
デュ−イの著書を随時紹介。適宜資料配付。
備考
オフィスアワ−;金曜日の5講時(研究室 9号館10階)