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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 84691 | 担当教員名 | 武田 紘一 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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| 授業概要 |
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| わが国の幼稚園教育は、創設時からフレ−ベルの思想に基づいて行われたが、その後の幼稚園の普及においては、恩物とも関わって、アメリカのキリスト教宣教師（ポ−トルやハウなど）の果たした役割は大きい。そこで、本講ではわが国の幼児教育の発展とも不可分の関係にあるアメリカの幼稚園の成立過程を公教育制度の確立とヘッドスタ−ト・プログラム等の関係から考察するとともに、今日におけるアメリカの幼稚園（保育学校含む）の実情についても展開していく。 |
| 到達目標 |
| 〇 アメリカの幼稚園設立の初期はどのような人々によってなされ、いかなるプロセスを経て公教育へと進展したか、またわが国への影響についても自らの見解を含め、的確な説明ができる。〇 国（又は州）により、幼児教育の成立と制度が異なることに関心をもち、広い視野から幼児教育を学修する意欲・態度が身につく。〇 質疑応答・討論を通じて確かな私見を持つことができ、発表力や文章表現力をも高め、課題解決力を身につけることができる。〇文献の読解力を高め、広く深く思考して、他国とも比較しながら幼保に関する総合的な判断ができる。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | オリエンテ−ション；本授業の内容、到達目標、展開方法（文献・資料、発表、質疑応答等）及び予習・復習の徹底について説明。資料配付。 | ・説明と質疑応答 ・資料配付 | ・既習内容の復習。 ・オリエンテ−ションの内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所の熟読。（今後は前もって次時の資料配付するため、次時の予習を徹底すること。）2h |
| 【2】 | アメリカ幼稚教育の発展過程（1）幼稚園教育の導入（ピ−ボディを中心にして） 〇 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、ポイントをレジュメにまとめて次時の発表準備をする。3h |
| 【3】 | アメリカ幼稚教育の発展過程（2）キリスト協会と幼稚園教育 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、ポイントをレジュメにまとめて次時の発表準備をする。3h |
| 【4】 | アメリカの幼稚園教育における公教育制度の確立（ハリスとブロウを中心して） | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、ポイントをレジュメにまとめて次時の発表準備をする。3h |
| 【5】 | アメリカの公立幼稚園の社会的性格と幼稚園教育運動 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、不明な箇所をレジュメにまとめる。歩主義教育運動とは何かを調べておく。 ・指示されたれポ−トを次時に提出できるよう、作成する。3h |
| 【6】 | 進歩主義教育運動と幼稚園教育 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・進歩主義教育運動の特徴をまとめる。 ・フレ−ベル思想と日本の幼稚園創設の関係を調べておく。3h |
| 【7】 | フレ−ベル主義教育に対する批判と幼児教育の展開 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・モンテッソ−リ理論を事前に調べておく。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、ポイントをレジュメにまとめて次時の発表準備をする。3h |
| 【8】 | モンテッソ−リ理論の展開と批判 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、ポイントをレジュメにまとめて次時の発表準備をする。3h |
| 【9】 | ヨ−ロッパにおける保育施設とアメリカの保育学校 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、補償教育について調べておく。3h |
| 【10】 | 補償教育の意義と社会的背景 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・ヘッドスタ−ト・プログラムを調べておく。3h |
| 【11】 | ヘッドスタ−ト・プログラムとは何か（その基本的方向と展開） | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、フォロ−スル−・プログラムとは何かを調べておく。3h |
| 【12】 | フォロ−スル−・プログラムの特質 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、ポイントをレジュメにまとめて次時の発表準備をする。3h |
| 【13】 | ヘッドスタ−ト・プログラムとフォロ−スル−・プログラムの関係 | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読する。 ・指示されたレポ−トの作成と提出準備をしておく。3h |
| 【14】 | アメリカ幼稚園教育現代的課題（幼稚園と保育学校を中心にして） | ・講義と演習形式の併用 ・発表と質疑応答 ・討論 | ・授業内容をまとめる。 ・配付資料の該当箇所を熟読し、ポイントをレジュメにまとて次時の発表準備をする。3h |
| 【15】 | アメリカの幼稚園と日本の幼稚園教育の比較検討（日本の幼稚園教育の展望を中心にして） | ・講義と試問。 ・質疑応答。 | ・日本とアメリカにおける幼児教育の発展過程についてその相違点を整理する。 ・到達目標との関連から授業内容を再検討し、さらに理解を深めていくよう努めること。3h |
| 評価方法 |
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| レポート（50%）、平常点（50%。発表・討議への意欲的な取り組み姿勢、学修態度等）により総合的に評価します。 |
| 教科書 |
| 参考図書（下記の本）の中から、抜粋・印刷し適宜配布する。 |
| 参考図書 |
| 上野辰美著『アメリカ幼稚園教育の公教育性発展過程に関する研究』風間書房 |
| 備考 |
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| オフィスアワ−；水曜日の5講時（研究室 9号館10階） |