徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    児童家庭福祉

科目番号84908担当教員名上野 由弘単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
授業概要
お母さんがあなたを身ごもり、母子保健法に定められた母子健康手帳を受け取った時から、皆さんと児童福祉のつながりは始まっています。このように児童福祉の守備範囲はとても広く、多くの側面を持っていますが、その骨格を一通り理解してもらえるよう努めます。
到達目標
知識:保育や教育の現場で直面する可能性を持つ、障がい・貧困その他の問題への支援方法や制度について、特に児童家庭福祉につての詳細な知識を獲得する
態度:他者と協働しつつ自らを高められるスキルを持つ
技能:児童家庭福祉の知識を支援に結びつけるための対人援助技術を高める
思考、判断:社会福祉のよりどころである人権と社会正義の原理を意識した価値を高める
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】福祉とはどのようなものか、児童家庭福祉の多様性講義とする福祉とはどのようなものか、通常の企業活動とどんな点が違っているか考えてみること
【2】児童という概念はどのようなものか
児童を保護する制度の歴史
おもにヨーロッパの歴史を中心とした講義とするまず幼児期と児童期は区別すること。
動物、例えば犬にも「児童期」はあるか考えてみる。なぜ人間にはあるのか。
【3】児童をめぐる制度の歴史まとめたものを発表してもらう能動的権利とは何か
大人の場合は、どのような経緯でこの権利は確立したか
【4】児童家庭を取りまく社会の環境講義とともに、意見を発表してもらう現代の家庭や社会にはどのような特徴があるか調べてみる
【5】子どもの権利講義とともに、意見を発表してもらう児童の権利は保障されているか、侵害されていないか考えてみる
【6】関連法と諸制度講義とともに、意見を発表してもらう福祉制度があるか、調べてみる
【7】児童虐待への対応講義とともに、意見を発表してもらう虐待事件を新聞、ネット等で調べてみる
【8】子ども・子育て新システムほか
保育所をめぐる動き
講義とともに、意見を発表してもらう子育て支援として、どのようなニーズがあるか、考えてみる
【9】実施機関と施設講義とともに、意見を発表してもらう教科書の記載を予習してみる
【10】要保護児童対策(児童養護施設ほか)講義とともに、意見を発表してもらう児童養護施設、児童自立支援施設等のドキュメント報道を新聞・ネット等で探す
【11】少子化対策と子育て支援講義とともに、意見を発表してもらう里親に関するドキュメント報道などがないか、新聞・ネット等で探す
【12】母子保健講義とともに、意見を発表してもらう少年事件を新聞、ネット等で調べてみる
【13】障がいへの対応講義とともに、意見を発表してもらうどのような支援が必要か、考えてみる
【14】貧困対策講義とともに、意見を発表してもらうどのような支援が必要か、考えてみる
【15】まとめ講義とする疑問点を考えておく
評価方法
期末の試験結果80%、授業中の発表・受講態度・レポートその他を20%
教科書
「児童の福祉を支える児童家庭福祉」吉田眞理 萌文書林
参考図書
 社会福祉用語辞典(ミネルヴァ)は便利です。
 加えて以前には、社会福祉小六法等の法令集を勧めていましたが、現在はネットでの検索でも大丈夫となりました。社会福祉法、児童福祉法等の重要部分は見ておいてください。 
備考
質問や相談などは、水曜午後の授業前後に1号館1階の講師控え室で受けます