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【科目名】食品学実験Ⅱ Food Science Experiments Ⅱ

科目番号	85343	担当教員名	岩田　深也	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	後期	対象年次	栄養２

授業概要
日常生活で普段実際に摂取している様々な食品を用いて「日本食品標準成分表」に記載されている各種食品の成分を分析・定量することで、その成分の特性、分析手法および分析装置のしくみを理解するとともに、その抽出、精製および分析過程における分析技術の取得とその科学的理論について学んでいく。
到達目標
食品学実験Ⅰで学んだことを参考に、食品学実験Ⅱでは実施した分析、実験の結果及び考察に関し、参考資料の引用（科学論文等文献の検索とその利用が行われているか検討）を重視して、考察した内容を理路整然とまとめあげる文章力も併せて養うことを目的とする。 ①各々の実験について、理論を説明することができるようになる。 ②実験方法の改良、進歩等について常に関心を持つことを怠らない。 ③管理栄養士国家試験問題にかかわる実験を通して、その内容を理論・原理に基づいて解説することができるようになる。 ④各々の食品の特性に応じた実験方法方法を考えることができるようになる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	参考資料（科学論文等）の検索方法について。	講義	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【2】	PCによる統計処理の手法を学ぶ。エクセル等を用いて平均値や相関係数等の求め方を学び、実際の応用に導く。	演習	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【3】	試薬の調整。	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【4】	官能検査（糖類および有機酸の閾値と温度の関係）	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【5】	可用性糖類の定量　各自持参した食品（果実、野菜等）に含有される可用性糖類の種類および含有量を測定し食品標準成分表と比較する。	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【6】	成分の抽出	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【7】	成分の定性	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【8】	成分の定量	実験ノート提出	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【9】	柑橘類の糖酸比　各自持参した柑橘類の糖度と酸度を測定し官能試験を併せて行う。	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。）
【10】	糖酸比と官能試験のすり合わせ	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【11】	大根等のビタミンCの含有量の変動	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【12】	ビタミンＣの酵素による分解率の確認	実験ノート提出	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【13】	食品の一般分析分析で得られた数値と食品標準成分表との比較	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【14】	一般成分分析	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。
【15】	標準成分表との比較	実験	レジュメを読んで実験実習に参加する。

評価方法
「評価点」（実験中の態度、取り組み姿勢等：20％）と「レポート」（80％）による。「レポート」は（実験ノートの内容）も加味する。
教科書
レジメを配布するため、不要。
参考図書
栄養生化学実験　共立出版株式会社 ※　必ずしも購入する必要はない。必要があれば図書館等で、実験項目について検索・閲覧すること。

備考

　実験には必ず白衣を着用すること。これを着用できないものは欠席扱いとする。また危険防止のため長髪は後ろで束ねておくことと、同様の理由でハイヒールは実験中には許可しない。可能であれば、スニーカー等、平らな履物が望ましい。　　　　　　　　　　
実験中の態度等全てが評価点に含まれる。（私語、実験介助の有無等）

　オフィスアワー　月曜日16：30～18：00研究室（1号館8Ｆ）