徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    臨床製剤学

科目番号85400担当教員名谷野 公俊単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
臨床で汎用される医薬品で、製剤材料の性質、製剤化(固形・半固形・液状・無菌・エアゾール)および薬物送達システム(放出制御・ターゲティング・プロドラッグ・組み換え)の基本的な性質と特徴、さらに院内製剤の活用法も併せて学ぶ。
到達目標
製剤化の意義と製剤の性質を理解するために、薬物と製剤材料の物性、製剤設計および薬物送達システムに関する基本的事項を修得する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】製剤材料の性質:物質の濃度と性質・分散系(界面活性剤の種類と性質)講義物理化学的な概念を復習しておく。
【2】製剤材料の性質:分散系(分散粒子の沈降現象)講義物理化学的な思考力を養う。
【3】製剤化:代表的な剤形の種類と特徴講義レオロジー概念を理解する。
【4】製剤化:代表的な固形製剤の種類と性質講義粘度に関する思考力を養う。
【5】製剤化:代表的な液状製剤の種類と性質講義安定性、崩壊と溶解に関する物理化学的な思考力を養う。
【6】製剤化:代表的な無菌製剤の種類と性質講義基本的な微生物に関する知識を再確認しておく。
【7】製剤化:エアゾール剤とその類似製剤講義微粒子に関する物理化学的な思考力を養成する。
【8】製剤化:代表的な製剤添加物の種類と性質講義界面活性剤の物理化学的な知識を養う。
【9】製剤化:代表的な製剤の有効性と安全性評価講義安全性評価の方法を調査する。
【10】製剤化:製剤化の方法講義日本薬局方の製剤化を熟読する。
【11】製剤化:製剤試験法講義日本薬局方の製剤試験法を理解する。
【12】薬物送達システム:DDSの必要性講義臨床で汎用されるDDS製剤の概念を理解する。
【13】薬物送達システム:放出制御型製剤講義放出制御型DDSの特徴を調査する。
【14】薬物送達システム:ターゲティング講義能動的DDS製剤の利点と欠点を調査する。
【15】薬物送達システム:プロドラッグと組み換え(キメラ)医薬品講義プロドラッグ化される医薬品やキメラ医薬品の特性を調査する。
評価方法
定期試験
教科書
『New パワーブック物理薬剤学』廣川書店
参考図書
臨床製剤学 南江堂
DDS-薬学が語るDDSの世界- 京都廣川書店
備考
オフィスアワー:17:00-18:00(毎日)場所:21-0803