徳島文理大学

Webシラバスシステム

 TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    学習指導と学校図書館(Study Instructions and School Libraries）

科目番号11765担当教員名倉本　昭単位2単位
科目群資格必修・選択必修開講期後期 対象年次2
授業概要
中学校学習指導要領には、国語科に限らず、総則の中でも「学校図書館を計画的に利用しその機能の活用を図り、生徒の主体的、意欲的な学習活動や読書活動を充実する」とされる。司書教諭は学校図書館法に定める一定規模以上の学校には必ず置くとされ、図書館を学びにつなげる責務は大きい。本授業では書籍のほか、学校図書館に備えられるメディアをも活用し、情報端末を使った探求型学習や総合学習の指導実践へのヒントを得るべく努める。
到達目標
�ヽ惺賛渊餞柬，砲�ける司書教諭の位置づけを十分に理解できる。
��学校図書館を活用した教育実践の実験に関心を持って臨める。
��生徒に向けて、いま話題になっている平安時代の風俗や歴史について、図書館資料から教育するアイデアをプレゼンできる。
�せ塀餠詰，寮嫻い亡佞漾⊃渊餞朸軌蕕�(国語科にとどまらない)教科群との有機的関連性のありかたについて、鋭い洞察力をもって模索できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】学習指導要領と学校図書館　附：学習ファイル作りの提案講義　質疑学校図書館法の全体をネットを利用してチェックしておくこと。重要と思われるものはコピーをファイリング。(90分程度)
【2】探求型学習の効果講義　質疑仲間の紹介した探求型学習をノートにまとめて、ファイルに整理する。(90分程度)
【3】模擬課題の提示―「光る君へ」の時代講義　質疑　巷の書店をのぞいて、平安王朝に関する、どのような出版物が販売されているかをチェックする。(120分程度)
【4】図書館ツアー　大学図書館を使いこなすために見学と作業このたび図書館で手にとった書籍の書誌を独自に完成させて「光る君へ」の時代関連書籍リストをつくる。ファイルに整理。(120分程度)
【5】学校教育に活かせる情報サイトの使い方(1)文献検索篇演習(情報サイト閲覧)授業でとりあげた文献検索サイト以外に、「光る君へ」の時代のヴィジュアルイメージを把握するにあたり、参考になるサイトを
　　　　　　　　　 次回紹介する準備。(90分程度)
【6】学校教育に活かせる情報サイトの使い方(2)ビジュアル情報篇プレゼン　質疑仲間同士で紹介しあったサイトを利用し、十二単の着方を調べて、プリントアウトし、ファイルに整理する。
　　　　　　　　　 本とどちらが便利か知る。(90分程度)
【7】いまレファレンスブックは有効なのか講義　質疑大学図書館のレファレンスコーナーに行き、「光る君へ」の時代の歴史文化を把握するツールを手にとる。(60分程度)
【8】大昔のことばを生徒に教えるツール講義　質疑配布したプリントの文章を次週までに現代語に訳しておく。難しいコトバに注をつけておく。(90分程度)
【9】平安時代総合学習の模索―京都修学旅行を想定して(1)演習(グループワーク)朱で訂正した上で宿題を配布プリントと一緒にファイルに整理する(60分程度)グループ意見交換（60分程度）
【10】平安時代総合学習の模索―京都修学旅行を想定して(2)演習(グループワーク)平安時代歴史風俗の総合学習を修学旅行を機に実施する案をグループ内でまとめる。(120分程度)
【11】実施案プレゼン(1)プレゼン 質疑 相互評価発表に向け、授業外時間も図書館などで発表資料づくりをグループで実施。(120分程度)
【12】実施案プレゼン(2)プレゼン 質疑 相互評価発表に向け、授業外時間も図書館などで発表資料づくりをグループで実施。(120分程度)
【13】実施案プレゼン(3)プレゼン 質疑 相互評価発表資料は相互評価を経て修正し、担当教員にデータ提出する。(60分程度)
【14】実施案プレゼン(4)プレゼン 質疑 相互評価発表資料は相互評価を経て修正し、担当教員にデータ提出する。(60分程度)
【15】国語科を超えて総合教科型学習へ 附：文理融合への可能性講義　質疑今回の講義をもとに簡単なレポートを課する。(90分程度)
評価方法
グループによるプレゼン・データへの各自貢献度(40％)、講義後のレポート(50％)、授業態度―学修ファイルの評価含(10％)
なおフィードバックは授業内あるいはクラスルームにて行う。
教科書
使用しない。
参考図書
図書館で紹介する。学習指導要領の冊子を持つ人は自宅学習で座右に備える。
備考
オフィスアワー月曜3講時　研究室にて受け付ける。
　実務経験　なし