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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 12711 | 担当教員名 | 川上 隆茂 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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健康と環境は密接な関係がある.環境要因について,各種の項目,測定方法,法律上の規制,管理等を学ぶとともに水環境,空気環境ならびにそれらの関連分野等について実習する.さらに,人間生活向上,健康を守るために的確な思考・判断力・技術を身につける. |
到達目標 |
(1)知識(理解):生物学的,物理・化学的分析法が理解できる. (2)態度(関心・意欲):さまざまな分析法の的確性・正確性を考える. (3)技能(表現):実験経過,結果などを分かり易く,的確にまとめて説明できる技能を身につける. (4)思考・判断:得られた数値が人間生活向上,健康を守るための範囲かどうかの的確な思考・判断力を身につける. |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 【実習の基礎、実験上の注意事項 分析における基本操作 レポートの書き方】 器具の種類・洗い方 試薬の取り扱い ろ過方法 乾燥 レポート書式 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】実習時における安全性の確保について配付資料、教科書等で調べる。(1H) 【復習】レポート作成。(1H) |
【2】 | 【塩素の定量】 水道水の遊離残留塩素のDPD法による濃度測定 水道水のpH測定 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】DPD法による測定原理,水道水の水質基準における遊離残留塩素の濃度について配付資料、教科書等で調べ、レポートにまとめる。(1H) 【復習】レポート作成。(1H) |
【3】 | 【色度・濁度の測定】 水道水・池の水等の色度・濁度の測定 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】色度,濁度の測定原理と生活環境中の各種溶液の色度,濁度について配付資料、教科書等で調べ、レポートにまとめる。(1H) 【復習】レポート作成。(1H) |
【4】 | 水道水の塩素濃度、pH、色度、濁度に関するレポート作成、ディスカッション | 一斉講義形式 ディスカッション | 【予習】1)実習で得られた結果について考察する。2)水道法施行規則の基準値について調べる。3)調理や料理に用いる水のpHと味覚の関係について調べる。4)煮沸した水道水の残留塩素について考察する。5)災害時で細菌汚染の恐れがある場合の残留塩素の基準値について調べる。6)濁度や色度が増加する条件を調べる。7)水道水の臭気となる原因物資を対策について調べる。(2H) 【復習】問題解決、レポート作成 (1H) |
【5】 | 【硬度の測定】 キレート滴定法による、水道水・ミネラルウォーターの総硬度測定 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】硬度の定義,測定原理と硬度の高低要因について配付資料、教科書等で調べ、レポートにまとめる。(1H) 【復習】レポート作成。(1H) |
【6】 | 【塩化物イオンの測定】 モール法による水道水中の塩化物イオンの測定 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】モール法による測定原理,水中の塩化物イオンが増加する要因,増加した塩化物イオンが味覚に与える影響について配布資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる。(1H) 【復習】レポート作成。(1H) |
【7】 | 水道水・ミネラルウォーターの硬度、水道水中の塩化物イオンに関するレポート作成、ディスカッション | 一斉講義形式 ディスカッション | 【予習】1)硬度が高くなる要因を踏まえ、得られた結果について考察する。2)硬度が低くなる要因を踏まえ、得られた結果について考察する。3)硬度が異なる水(硬水、軟水)は、調理や料理にどのような影響をあたえるのかについて調べる。4)し尿により塩化物イオンがなぜ増加するのかについて調べる(2H) 【復習】問題解決、レポート作成 (1H) |
【8】 | 【水質汚濁指標】 酸性高温過マンガン酸法による河川水のCOD測定 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】酸性高温過マンガン酸法によるCOD法の測定原理について配付資料,教科書等で調べる。(1H) 【復習】レポート作成。(1H) |
【9】 | 酸性高温過マンガン酸法によるCOD測定に関するレポート作成、ディスカッション | 一斉講義形式 ディスカッション | 【予習】1)実習で得られた結果について考察する。2)CODの測定の原理(二クロム酸法、高温酸性過マンガン法、アルカリ性過マンガン酸法)、目的・意義を踏まえ、測定した試料中のCOD値の大小について考察する。3)BODの測定原理について調べる。(2H) 【復習】問題解決、レポート作成 (1H) |
【10】 | 【一酸化炭素、二酸化炭素の測定】 検知管法による一酸化炭素、二酸化炭素の測定 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】検知管法の測定原理と一酸化炭素・二酸化炭素濃度と人体影響について教科書,参考図書等で調べ、レポートにまとめる。(1H)【復習】レポート作成。(1H) |
【11】 | 【温熱環境の測定】 実験室における環境のアスマン通風乾湿計・カタ温度計による気温、気湿、気動の測定。 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】アスマン通風乾湿球湿度計、カタ温度計、黒球温度計の測定原理と気流・平均輻射(放射)温度・修正感覚温度、WBGT指数は快適さとどのような関係があるか教科書等で調べ、レポートにまとめる。(1H) 【復習】レポート作成。(1H) |
【12】 | 室内環境に関するレポート作成、ディスカッション | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】1)実習で得られた結果について考察する(一酸化炭素の毒性や快適に過ごすことができる温度や湿度を調べ、実習室の環境について論ずること)。2)一酸化炭素について、化学的な特徴と毒性について調べる。3)室内の二酸化炭素濃度を測定する意義について考える。4)乾燥大気中の組成について調べる。5)地球温暖化はなぜ起こるのかを調べ、それを防ぐ対策について考える。6)アスマン通風乾湿計のみで測定できる指標値を調べる。7)湿度と体感温度の関係について調べる。8)熱中症の症状と対応策について調べる。(2H) 【復習】問題解決、レポート作成 (1H) |
【13】 | 【騒音】 騒音計を用いた室内・室外の騒音レベルの測定 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】騒音の定義と人体影響について教科書,参考図書等で調べ、レポートにまとめる。(1H) 【復習】レポート作成。(1H) |
【14】 | 【浮遊粒子状物質の測定】 ハイボリュームエアサンプラーを用いた外気中の浮遊粒子状物質の測定 | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】1)浮遊粒子状物質の定義、測定方法について教科書,参考図書等で調べ、レポートにまとめる。(1H) 【復習】レポート作成。(1H) |
【15】 | 騒音計を用いた室内・室外の騒音レベルの測定に関するレポート作成、ディスカッション | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】1)実習で得られた結果について考察する。2)騒音による健康影響にはどのようなものがあるのかについて調べる。3)学校内での授業に支障がない騒音レベルについて調べる。4)実験で得られた結果について、測定した場所と環境基準を比べて考察する。5)浮遊粒子状物質の組成、毒性について調べる。6)浮遊粒子状物質の環境基準達成率について調べる。(2H) 【復習】問題解決、レポート作成 (1H) |
評価方法 |
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平常点・受講態度(60%),レポート(評価を行い学生にフィードバックする)(40%).定期試験・随時の試験に対する解答、レポートに対する解説・講評等をgoogle classroom等でフィードバックする。 |
教科書 |
必携・衛生試験法 日本薬学会編 金原出版株式会社 環境衛生学実験第2版 蔵楽正邦他編 建帛社 |
参考図書 |
備考 |
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(1)オフィスアワー: 月曜・木曜 17時から18時(左記以外の時間の来訪も歓迎します。) 場所:21-0807 (2)科目ナンバー6IDP203P (3)クラス コード:講義開始時に開示する (4)実務経験:なし (5)分担:門田佳人、森下知佐 |