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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 12852 | 担当教員名 | 川上 隆茂 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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健康と環境は密接な関係がある.環境要因について,各種の項目,測定方法,法律上の規制,管理等を学ぶとともに水環境,空気環境ならびにそれらの関連分野等について実習する.さらに,人間生活向上,健康を守るために的確な思考・判断力・技術を身につける. |
到達目標 |
(1)知識(理解):生物学的,物理・化学的分析法が理解できる. (2)態度(関心・意欲):さまざまな分析法の的確性・正確性を考える. (3)技能(表現):実験経過,結果などを分かり易く,的確にまとめて説明できる技能を身につける. (4)思考・判断:得られた数値が人間生活向上,健康を守るための範囲かどうかの的確な思考・判断力を身につける. |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 実習の基礎,実験上の注意事項,分析における基本操作,レポートの書き方:器具の種類・洗い方,試薬の取り扱い,ろ過方法,乾燥,レポートの書式. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】実習時における安全性の確保について配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【2】 | 器具の取り扱い:ホールピペット,安全ピペッター,精密ピペット,ビュレットの取り扱い. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】各器具の構造,原理について配付資料,教科書,図書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【3】 | 器具の作製:ガスバーナーの構造・取り扱い,ガラス器具(沸騰石,キャピラリー,ピペット)の作製. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】ガスバーナーの構造,作製するガラス器具の用途について配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【4】 | 乾燥剤の種類と取り扱い,乾燥方法:シリカゲル,生石灰の吸湿率の測定. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】シリカゲル,生石灰の乾燥原理,吸湿能力について配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【5】 | 精密天秤による重量測定,統計処理:硬貨の測定と測定値処理. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】精密天秤の原理・測定方法,統計処理法について配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【6】 | 細菌検査:生活環境中におけるフードスタンプによる細菌検査. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】フードスタンプにより検出可能な細菌の種類と殺菌法について配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【7】 | 塩素の定量:水道水の遊離残留塩素のDPD法による濃度測定.残留塩素チェッカーによる濃度測定の比較. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】DPD法による測定原理,水道水の水質基準における遊離残留塩素の濃度について配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【8】 | 塩素の定量:水道水の放出量に伴う遊離残留塩素の濃度変化,煮沸と活性炭処理による遊離残留塩素の濃度変化. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】水道水の放出量,煮沸と活性炭処理により遊離残留塩素の濃度がどのように変化するのかを考え,その原因を推定し、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【9】 | pH測定:pH測定器,pH試験紙,pHメーターによる水道水,ドリンクのpH測定. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】pHの定義,pH測定器・pH試験紙・pHメーターの測定原理と生活環境中の各種溶液のpHについて配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【10】 | 色度,濁度の測定:水道水,池の水等の色度,濁度の測定. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】色度,濁度の測定原理と生活環境中の各種溶液の色度,濁度について配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【11】 | 硬度の測定:キレート滴定法による水道水,ミネラルウォーターの総硬度測定. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】硬度の定義,測定原理と硬度の高低要因について配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【12】 | 硬度の測定:さまざまな硬度のミネラルウォーターの総硬度ブラインドテスト. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】硬水と軟水のミネラルウォーターは,人体にどのような影響を与えるか配付資料,教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【13】 | 温熱環境の測定:実験室における環境をアスマン通風乾湿球湿度計,カタ温度計,黒球温度計による測定,気流・平均輻射(放射)温度・修正感覚温度,WBGT指数の算出. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】アスマン通風乾湿球湿度計,カタ温度計,黒球温度計の測定原理と気流・平均輻射(放射)温度・修正感覚温度,WBGT指数は快適さとどのような関係があるか教科書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【14】 | 一酸化炭素,二酸化炭素の測定:実験室,ガスバーナーの不完全燃焼の炎周辺の検知管法による一酸化炭素,二酸化炭素の測定. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】検知管法の測定原理と一酸化炭素・二酸化炭素濃度と人体影響について教科書,参考図書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
【15】 | まとめ:公衆衛生に関する基準値および規制値. | 一斉講義形式 実習 ディスカッション | 【予習】基準値および規制値の意義と健康について教科書,参考図書等で調べ、レポートにまとめる.(1H) 【復習】課題解決,レポート作成.(1H) |
評価方法 |
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平常点・受講態度(50%),レポート(評価を行い学生にフィードバックする)(50%).定期試験・随時の試験に対する解答、レポートに対する解説・講評等を学生ポータルサイトの「授業のお知らせ(グーグルクラスルームも含む)」または廊下の掲示等でフィードバックする |
教科書 |
必携・衛生試験法 日本薬学会編 金原出版株式会社 環境衛生学実験第2版 蔵楽正邦他編 建帛社 |
参考図書 |
(1)シンプル衛生公衆衛生学2020 鈴木庄亮 他著 南江堂 (2)法医裁判化学第3版 藤田義彦他著 廣川書店 |
備考 |
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(1)オフィスアワー: 月曜・木曜 17時から18時(左記以外の時間の来訪も歓迎します。) 場所:21-0807 (2)科目ナンバー6IDP203P (3)クラス コード:講義開始時に開示する (4)実務経験:なし (5)分担:鈴木真也、角大悟、藤代瞳、門田佳人 |