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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】解剖生理学　（Anatomy　and Physiology）

科目番号	12860	担当教員名	増田　泰伸	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	1年

授業概要
人体の構造や機能に関する知識は、自分自身の健康の維持や増進に必要かつ欠かせないものである。さらに疾病の成り立ちを理解し、健康の保持･増進を図る上でも、最も基礎となるものであり、また健康の保持のための栄養指導、疾病時の栄養指導、福祉介護システムに重要である。講義ではこれらを身近なものとしてとらえ、各臓器の位置や形態、およびその生理的機能の意義について理解を深める。
到達目標
健康の専門家として，生体内で起こっている知識を身につけ、修得した知識と技能を活用することを目標とする。【技能・知識】 ①知識（理解）今までに学んできた化学、生物（生物学）の基礎知識を活用し、授業時間外で復習しつつ授業計画に掲げた各項目を深く理解できる。 ②態度（関心・意欲）講義で得た知識を基礎にし、教科書および参考書等を参考し、疑問点を積極的に追及する。 ③技能（表現）上記で深めた知識を自分の言葉として健康について説明できる。 ④思考・判断　各授業の知識を生活に応用し、意欲を持って家庭、地域、社会と共同し、食物を介して広く健康維持・増進に努めることができる。ディプロマ・ポリシーで明示した「自立協同」の精神を基本に、深い専門的知識を身につけることを目標とする。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	人体の構成原理、細胞および組織	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：人体の構造や機能について予習する課題2：人体を構成するものについて復習する（2時間）
【2】	血液と体液	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：血液と体液について予習する課題2：血液と体液について復習する（2時間）
【3】	循環器の構造と機能①：心臓・血管の構造	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：心臓・血管の構造について予習する課題2：循環器の構造について復習する（2時間）
【4】	循環器の構造と機能②：心臓生理的機能	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：循環のしくみについて予習する課題2：心臓生理的機能について復習する（2時間）
【5】	呼吸器の構造と機能①：肺およびその血管の構造	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：呼吸器系の構造について予習する課題2：肺およびその血管の構造について復習する（2時間）
【6】	呼吸器の構造と機能②：呼吸運動に伴う肺の生理機能	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：呼吸のしくみについて予習する課題2：肺の生理機能について復習する（2時間）
【7】	消化器の構造と機能①：消化器系（口腔、胃、小腸および大腸）の構造	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：消化器系の構造について予習する課題2：口腔、胃、小腸および大腸の構造について復習する（2時間）
【8】	消化器の構造と機能②：消化吸収のしくみ（口腔、胃、小腸および大腸）	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：消化吸収のしくみについて予習する課題2：消化吸収のしくみについて復習する（2時間）
【9】	泌尿器系と腎機能①：泌尿器系（腎臓、膀胱等）の構造	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：泌尿器系の構造について予習する課題2：腎臓、膀胱の位置や構造について復習する（2時間）
【10】	泌尿器系と腎機能②：尿生成と腎機能のしくみ	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：尿と腎機能のしくみについて予習する課題2：尿生成と腎機能のしくみについて復習する（2時間）
【11】	エネルギー代謝と体温調節	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：エネルギー代謝と体温調節について予習する課題2：筋運動に要するエネルギー供給機構や汗や自律神経系による体温調節機構について復習する（2時間）
【12】	神経系の構造と機能	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：神経系について予習する課題2：神経系の構造や各臓器の調節機能について復習する（2時間）
【13】	感覚器系の構造と機能	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：感覚器について予習する課題2：感覚器ごとの特徴について復習する（2時間）
【14】	運動器系の構造と機能、内分泌系の構造と機能	講義（一斉講義形式）および質疑応答	課題1：運動器系と内分泌系について予習する課題2：骨格筋においては筋肉の構造や筋運動のしくみ、ホルモン分泌器官においてはホルモンの人体の多くの臓器の調節機能について復習する（2時間）
【15】	生殖と発生及びまとめ	講義（一斉講義形式）およびプレゼンテーション	課題1：生殖と発生について予習する課題2：まとめた内容を整理する（復習）（2時間)

評価方法
小テスト（毎回実施予定）および期末テストの獲得割合（％、小数点以下は切り捨て）を評点とする。評点６０点以上は認定、６０点未満は再試験に回る。公欠で未受験の場合は、追試験を行う。公欠以外で期末テストを欠席したものは追試験受験資格はなく、不認定とする。再試験受験者の成績：再試験の結果のみで認定・不認定を判定する。６０点未満は不認定、６０点以上は認定とし、評点は６０とする。小テスト、期末テストの解答などはグーグルクラスルームに公表する。
教科書
栄養科学イラストレイテッド解剖生理学（改訂第3版）志村二三夫・岡純・山田和彦編羊土社 2,900円+税
参考図書
「栄養科学イラストレイテッド演習版　解剖生理学ノート　人体の構造と機能　第３版（羊土社）」

備考

科目ナンバー：6IDH101L
予習は、教科書を読んで、読めない漢字をなくしておく。また疑問を抽出しておくこと。復習は、予習時に抽出した疑問点の解決。自分で調べても解決しない疑問は、メールで担当教官に質問する。
オフィスアワー　木曜日16:20-18:00 研究室（１号館１１Ｆ）
実務経験：昭和６３年４月から令和５年３月　食品会社勤務(キユーピー株式会社)　研究開発　