|
徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る |
| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 00041 | 担当教員名 | 跡部 一孝 | 単位 | 1.5単位 |
|---|
| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 24カリ4年 |
|---|
| 授業概要 |
|---|
| 薬物の生体内動態の過程（吸収、分布、代謝、排泄）は、薬物の薬効や副作用の発現を理解する上で重要であるが、生体内動態は他剤が併用されることにより大きく変動することがある。その相互作用がどのようなメカニズムで起こるのかを把握することが重要となる。また、生体内動態は個々の患者の状態（遺伝的素因、性別、年齢的要因、臓器機能）によっても変動することがある。本講義では、生物薬剤学、薬物動態学で学んだ知識を用い、体内動態の各過程で生じる相互作用およびその対処法の習熟、および薬物療法における個人最適化医療に関する基礎的な知識を最近の知見を織り交ぜて講述する。 |
| 到達目標 |
| 吸収、分布、代謝、排泄の各過程および薬物動態学的相互作用に関する基本的事項を修得する。個人最適化医療に貢献できるようになるため、薬物動態の個人差の要因となる薬物代謝酵素、薬物相互作用および遺伝学などに関する基本的事項を修得する。病態かにおける薬物動態に影響する因子を習得し、薬剤学的問題解決を理解する。[DP5]、[DP7]。知識（理解）、技能（表現） |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | ガイダンス、総論、吸収に関係する相互作用と対処法 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書1） p43?45）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【2】 | 吸収に関係する相互作用と対処法、分布に関係する相互作用と対処法 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書1） p43?45、p68-69）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【3】 | 分布に関係する相互作用と対処法 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書1）p68?69）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【4】 | 代謝に関係する相互作用と対処法 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書1）p99?103）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【5】 | 代謝に関係する相互作用と対処法 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書1）p99?103）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【6】 | 排泄に関係する相互作用と対処法 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書1）p121?122）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【7】 | 体内動態に影響する代表的な遺伝的素因と薬物治療時の注意点 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書2）p215?222）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【8】 | 体内動態に影響する代表的な遺伝的素因と薬物治療時の注意点 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書2）p215?222）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【9】 | 年齢に伴う体内動態の変化と薬物治療時の注意点 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書2）p224?236）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【10】 | 年齢に伴う体内動態の変化と薬物治療時の注意点 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書2）p224?236）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【11】 | 疾患に伴う体内動態の変化と薬物治療時の注意点 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書2）p237?251）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【12】 | 疾患に伴う体内動態の変化と薬物治療時の注意点 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書2）p237?251、255-265）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【13】 | 治療薬物モニタリング（TDM）の意義と実践 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書1）p162?169）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【14】 | 至適血中濃度を維持するための投与計画 | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書1）p170?175）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 【15】 | モデルデータを用いた投与計画のシミュレート | 講義と質疑応答 | 予習：（教科書1）p176?181）、復習：授業中に示した関連問題を解く、宿題：課題 |
| 評価方法 |
|---|
| 1)授業への取り組み態度等(10%)、2)定期試験(80%)及び3)課題レポート・小テスト等(10%)により総合的に評価する。ただし、1)、2)、3)の得点がそれぞれの配点の60%以上であること。出席は必須である。定期試験に対する解答・解説、課題レポートに対する講評・解説を授業中またはGoogleクラスルーム・掲示板でフィードバックする。 |
| 教科書 |
| 1) 医療薬学�此ヌ瑤寮限瞭皹震拭�日本薬学会編、東京化学同人、ISBN-(番号)、2) 医療薬学�后ヌ�物治療に役立つ情報、日本薬学会編、東京化学同人、ISBN-(番号) |
| 参考図書 |
| コアカリ対応 薬剤学 第3版、川島 嘉明、半田 哲郎、米谷 芳枝、山本 いづみ、丸善出版、ISBN-978-4-621-08442-7 パートナー薬剤学 改訂第3版、原島 秀吉、伊藤 智夫、寺田 勝英 編、南江堂、ISBN-978-4-524-40337-0 入門薬物動態学、金尾 義治、京都廣川書店、ISBN-978-4-901789-01-1 重要公式を用いたわかりやすい薬剤学計算問題の解き方 薬物動態学編、中島恵美、ネオメディカル、 ISBN-4-9903263-1-8 徹底解説 薬物動態の数学―微積分と対数、非線形―［第2版］、九川文彦編集、廣川書店、ISBN-978-4-567-49651-3 基礎からの薬物動態学、池田敏彦、弓田長彦、みみずく舎、ISBN-978-4-86399-314-3 薬と疾病 2B 薬の効くプロセス（2）薬剤 第2版、日本薬学会 編、東京化学同人、ISBN-978-4-8079-1476-0 薬物動態学、西垣 隆一郎、丸善出版、ISBN-978-4-621-04472-8 薬物動態学−基礎と応用− 改訂2版、高田 寛治、じほう、ISBN-978-4-8407-2946-8 新薬剤学 改訂第3版、原島 秀吉 編集、南江堂、ISBN-978-4-524-40286-1 広義薬物動態学、掛見 正郎、岩永 一範、京都廣川書店、ISBN-978-4-901789-23-3 NEWパワーブック生物薬剤学 第2版、金尾 義治、森本 一洋 他編、廣川書店、ISBN- 978-4-567-48087-1 薬と疾病�� 薬物治療（2）および薬物治療に役立つ情報 第2版、日本薬学会 編、東京化学同人、ISBN-978-4-8079-1626-9 マッピングナビゲーション薬物速度論演習、櫻井栄一、京都廣川書店、ISBN-978-4-901789-72-1 薬物動態学 標準問題演習、鴫原淳、山内理恵、京都廣川書店、ISBN-978-4-906992-56-0 演習で理解する生物薬剤学、山本 昌、坂根 稔康、廣川書店、ISBN-978-4-567-48410-7 CBT対策と演習 薬剤学１-薬物動態学-、薬学教育研究会 編、廣川書店、ISBN-978-4-567-71220-0 領域別既出問題集〔改訂12版〕7.薬剤 第102〜108回薬剤師国家試験、薬学ゼミナール、ISBN-978-4-910504-37-7、2024年4月刊行版 臨床薬物動態学 ―薬物治療の適正化のために―第4版、緒方 宏泰、丸善出版、電子ブック 薬のうごきを「みえる化」する 一目で伝わるADME図鑑、高村 徳人、南山堂、電子ブック マンガでわかる薬物動態学、大谷 壽一、オーム社、電子ブック |
| 備考 |
|---|
| 本科目に関連の強い項目 対応カリキュラム学修目標 D-4-1-1), 2), 3) D-4-2-2), 3) DP配分 DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.8, 0.0, 0.7, 0.0, 0.0, 0.0 香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる）。 担当教員：跡部一孝 オフィスアワー：金曜日16:25-17:55、それ以外にも適宜対応。香川薬学部棟8階 薬物動態学講座 実務経験：なし 科目ナンバー：ADPI403L |