徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生物学実習(Practice of Biology)

科目番号00054担当教員名大岡 嘉治単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次24カリ2年
授業概要
本実習では微生物学,分子生物学および免疫学の基本的知識と技能を学修する。微生物学では,常在細菌の分離培養,純培養及び菌種の同定法,薬剤耐性について学修する。分子生物学では,遺伝子工学の基本的技術について学修する。免疫学では,医療現場で広く応用されている免疫学的測定法の原理や特徴,及び応用,さらに,測定値の取り扱いについて学修する。
到達目標
微生物の取り扱い,遺伝子工学の基本的技術を理解・修得する。医療現場で用いられている免疫学的測定法の目的と原理、操作法の概略と特徴を理解し,基本的技能を修得する。また、科学的思考およびプレゼンテーションを修得する[DP3, 4, 5, 8]。(知識,技能,思考・判断)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】(1-3)マイクロピペッターの使い方,ゲノムDNAの抽出,PCR,大腸菌の培養を実施する。講義,実習予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。
【2】(4-6)電気泳動,核酸の検出,プラスミド抽出を実施する。実習,SGD予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。レポートにまとめる。
【3】(7-9)制限酵素処理,電気泳動,核酸の検出,シークエンシングの解析を実施する。細菌実験の諸注意,主な滅菌法および消毒法について学ぶ。無菌操作を実施する。講義,実習,SGD予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。
【4】(10-12)ディスク法を実施する。実習,SGD予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。レポートにまとめる。
【5】(13-15)グラム染色法による細菌の同定を実施する。実習,SGD予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。レポートにまとめる。
【6】(16-18)免疫学的測定法について学ぶ。中央機器室のFACSAriaの実演。講義,実習予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。レポートにまとめる。
【7】(19-21)ゲル内沈降反応(オクタロニー法)を実施する。講義,実習予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。
【8】(22-24)ゲル内沈降反応(オクタロニー法)を実施する。エンザイムイムノアッセイ(ELISA)を実施する。講義,実習,SGD予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。レポートにまとめる。
【9】(25-27)エンザイムイムノアッセイ(ELISA)を実施する。講義,実習予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。
【10】(28-30)エンザイムイムノアッセイ(ELISA)を実施する。講義,実習,SGD予習:実習書を確認する。 復習:実習内容を振り返る。レポートにまとめる。
【11】(31-33)プレゼンテーションの準備をする。SGDプレゼンテーションの準備をする。
【12】(34-35)プレゼンテーションをする。プレゼンテーションプレゼンテーションの内容を振り返る。
【13】(36)実習内容の理解度を確認する。総合討論,質疑応答実習内容を振り返る。
評価方法
達成度評価(レポートを含む,70%)及び筆記試験(30%)により,総合的に評価する。筆記試験は,Google Classroomや掲示板等でフィードバックする。
教科書
生物学実習書,薬系免疫学(改訂第4版)植田正 前仲勝実 編集 南江堂 ISBN978-4-524-40411-7
参考図書
免疫測定法 基礎から先端まで 生物化学的測定研究会編 講談社サイエンティフィック ISBN-978-4-06-154385-0
備考
本科目に関連の強い項目
C-6

対応カリキュラム学修目標
C-2-7-3) C-6-3-1), 2), 3)                 

DP配分
DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10
0.0, 0.0, 0.3, 0.4, 0.7, 0.0, 0.0, 0.1, 0.0, 0.0
香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる)。

担当教員:この科目は大岡嘉治,中妻彩,小林隆信の3名で担当する。
オフィスアワー:火-木実習後,生体防御学講座
実務経験:なし
科目ナンバー:ADPP203P