徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    先進医療概論(Introduction to Advanced Medical Technology)

科目番号00067担当教員名川添 哲嗣単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次24カリ4年
授業概要
厚生労働省が認める先進医療AおよびBについて概説し、薬剤師が関わる先進医療の内容を理解する。また、生体医薬として医療に導入される種類が増えている組換え体医薬品の生化学、作用機序、臨床適用に関する基礎的な知識、また再生医療に関する基礎的な知識を分子生物学等の関連科目を基本とする理解を進め、本科目の基本的な科学力の修得とともに倫理面を理解する。
到達目標
遺伝子治療や移植医療のメカニズム、方法、その手順を把握し、疾患へ適用する根拠を説明する。遺伝子治療、移植医療において配慮すべき倫理、規範を説明する。 遺伝子組換え医薬品の特徴やその作用メカニズムを説明し、その有害反応(副作用)との関連を説明する。薬物治療の評価等に必要な情報について、最も適切な情報源を効果的に利用し、情報を収集する。また、得られた情報及び情報源を批判的に評価し、効果的に活用する。[DP5, 6, 7](知識)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】薬剤師が関与する先進医療について説明できる。講義予習:医薬品集あるいは講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【2】個体発生について概説できる。細胞の分化における幹細胞、前駆細胞の役割について概説できる。講義予習:講義内容について調べる。復習:講義内容のノート整理加筆をして理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【3】遺伝子工学技術(遺伝子クローニング、cDNA クローニング、PCR、組換えタンパク質発現法など)を概説できる。遺伝子改変生物(遺伝子導入?欠損動物、クローン動物、遺伝子組換え植物)について概説できる。講義予習:講義内容について調べる。復習:講義内容のノート整理加筆をして理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【4】組換え体医薬品の特色と有用性を説明できる。講義予習:医薬品集あるいは講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【5】代表的な組換え体医薬品を列挙できる(その1)  講義予習:医薬品集あるいは講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【6】代表的な組換え体医薬品を列挙できる(その2)。講義予習:医薬品集あるいは講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【7】代表的な組換え体医薬品を列挙できる(その3)。講義予習:医薬品集あるいは講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【8】代表的な組換え体医薬品を列挙できる(その4)。講義予習:医薬品集あるいは講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【9】代表的な組換え体医薬品を列挙できる(その5)。講義予習:医薬品集あるいは講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【10】組換え体医薬品の安全性について概説できる。講義予習:医薬品集あるいは講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【11】遺伝子治療の原理、方法と手順、現状、および倫理的問題点を概説できる。講義、SGDによる演習予習:講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【12】移植医療の原理、方法と手順、現状、およびゲノム情報の取り扱いに関する倫理的問題点を概説できる。講義、SGDによる演習、発表予習:講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【13】摘出および培養組織を用いた移植医療について説明できる。臍帯血、末梢血および骨髄に由来する血液幹細胞を用いた移植医療について説明できる。講義予習:講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【14】胚性幹細胞(ES 細胞)、人工多能性幹細胞(iPS 細胞)を用いた細胞移植医療について概説できる。講義予習:講義資料を熟読。復習:講義内容のノート整理加筆、出題問題を解いて理解を高める。(予習、復習に各1時間)
【15】まとめ講義各講義で出題された問題を解いて、よく理解しておく。(予習、復習に各1時間)
評価方法
筆記試験(70%)、課題(15%)、発表内容・態度・レポート[ルーブリック評価(15%)]
発表内容・態度・レポートの評価は、ルーブリック評価により行う。
解説・講評等の開示方法:筆記試験・課題、レポートの解説・講評については個別に実施するため、各自、堀ノ内教員室へ来てください。
教科書
薬学のための分子生物学[第2版](廣川書店、編集:金田典雄/伊東進)
参考図書
コンパス分子生物学 改訂第3版 創薬・テーラーメイド医療に向けて(南江堂、編集:荒牧弘範/鹿志毛信広)
分子標的治療薬とケア(医学書院、編集:遠藤久美・本山清美)
備考
本科目に関連の強い項目
分子生物学、製剤学、免疫学

対応カリキュラム学修目標
D-2-18-1), 2), 3) F-1-1-1), 3)                

DP配分
DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10
0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.5, 0.5, 0.5, 0.0, 0.0, 0.0
香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる)。

担当教員:川添哲嗣
オフィスアワー:月〜木曜 17:00〜18:00 場所:川添研究室
実務経験:薬局薬剤師(17年)、病院薬剤師(14年)
科目ナンバー:ADCP402L