徳島文理大学

Webシラバスシステム

TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    地域医療アドバンスト実務実習(Advanced Practice in Community medicine)

科目番号00068担当教員名川添 哲嗣単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期通年 対象年次24カリ5~6年
授業概要
病院及び薬局での実務自習で得られ難い地域医療について学ぶ。薬剤師の在宅医療に同行して高齢者医療を体験する。へき地医療に関わる薬剤師の役割を体験する。
※地域医療の現状、医療・介護保険について学習してから実習に参加する。また、実務実習期間中も薬局、病院それぞれの立場から地域医療について考えながら実務実習を行う。
到達目標
中核病院のDPC(Diagnosis Procedure Combination診断群別分類)に伴い、患者の入院期間が短縮され在宅での加療へ移行している。自宅周辺の診療所、薬局が地域医療において大きなウエイトを占めることにより、薬局薬剤師の重要性が増してきている。患者およびその家族さらにその周辺地域で地域の薬局・薬剤師の役割を体験し、地域医療の現状を理解し将来の地域医療の方向性を説明できることを目標とする。(知識・理解)[DP2,8,10]
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】(1-5)地域医療の問題点〜在宅医療に取り組んでいる薬剤師(外部講師)による地域医療に関する講義、研修会と体験学習(知識・理解)。問題点の抽出と解決策のグループ討論(知識・態度・理解)(1-5)体験学習・講義・SGD、地域医療関連講演会の参加(1-5)医療、介護保険制度について特に地域医療に関連する法律を調べる
【2】(6-15)地域医療連携パスを用いた在宅チーム医療〜介護施設等における介護在宅研修(技能・態度)、薬剤師によるフィジカルアセスメントに基づく薬学判断(理解・技能)(6-15)体験学習、シミュレーション実習(6-15)各種介護施設の分類と介護内容について調べる。在宅と介護施設の差異についても調べる。
【3】(16-25)地域医療における薬剤師の役割〜薬剤師のへき地および在宅医療の同行実習(態度・理解)、総合討論・発表会(16-25)体験学習、プレゼンテーション(16-25)へき地および在宅医療と法律上薬剤師の関与できることについて調べる。
評価方法
体験学習及びSGD態度(40%)、プレゼンテーション(30%)、実習項目ごとのレポート(30%)についてルーブリック評価を行う。
教科書
資料配布
参考図書
Do処方、特変ナシから脱却せよ 日経BP社 川添哲嗣 ISBN 978-4-8222-1133-2
高齢者の暮らしを支える薬剤マネジメント 薬ゼミ情報教育センター 木村隆次 ISBN 978-4904517086
地域医療連携と薬局・薬剤師 薬ゼミ情報教育センター 武藤正樹 ISBN 978-4904517000
在宅医療と保険薬剤師の役割 薬ゼミ情報教育センター 野中 博 ISBN 978-4944205998
備考
本科目に関連の強い項目
「B-1 薬剤師の責務」「B-2 薬剤師に求められる社会性」「B-3 社会・地域における薬剤師の活動」「D-1 薬の作用と生体の変化」、「D-2 薬物治療につながる薬理・病態」、「D-3 医療における意思決定に必要な医薬品情報」、「D-6 個別最適化の基本となる調剤」

対応カリキュラム学修目標
F-1, F-2, F-3, F-4, F-5
患者背景(身体的、心理的、社会的)、患者や家族の希望を考慮し個別最適化した薬物治療の計画を立案し、その計画に基づく、処方監査・調剤・服薬指導・患者教育・モニタリング等を実践し、薬物治療の有効性を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑え、医薬品の適正使用を確保し、効果的で質の高い薬物治療を提供する能力を身に付ける。

DP配分
DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10
0.0, 0.4, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.3, 0.0, 0.3
香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる)。

担当教員:川添哲嗣
オフィスアワー:平日16:25-17:55 川添研究室
実務経験:川添哲嗣:保険薬局(17年)、病院(14年)
科目ナンバー:ADPP505P