徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    予防栄養学(Nutritional Preventive Science)

科目番号00099担当教員名竹内 一単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次24カリ2年
授業概要
本講義では、食生活が健康に与える影響を科学的に理解するために、栄養学と食品科学の基本的事項を学習する。
反転授業形式により行うため、学習範囲を予習することが必須となる。講義時間内では学習範囲を理解していることを前提にグループによる課題解決、理解度を確認するための小テストを行う。
到達目標
健康維持に必要な栄養を科学的に理解し、食品中の栄養素の種類と代謝、生理機能を説明できる。(知識・理解)
 食品科学に関する基本的な知識を理解し、食品の品質や機能について説明できる。(知識・理解)
 栄養素の過不足による主な疾病を列挙し、説明できる。(知識・理解)[DP5,10]
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】五大栄養素の役割と機能の概要を説明できる。個々の栄養素の役割と機能の特徴を説明できる。グループ学習教科書P152-174を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【2】脂溶性ビタミンの概要を説明できる。個々の脂溶性ビタミンの構造式、化合物名、役割を説明できる。グループ学習教科書P174-184, 276-277を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【3】水溶性ビタミンの概要を説明できる。個々の水溶性ビタミンの構造式、化合物名、役割を説明できる。グループ学習教科書P184-199, 278-281を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【4】水と必須主要元素の役割の概要を説明できる。個々の必須主要元素の役割を説明できる。グループ学習教科書P199-210, 282-283を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【5】必須微量元素の概要を説明できる。個々の必須微量元素の役割を説明できる。グループ学習教科書P210-216, 283-285を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【6】糖質の消化・吸収・代謝のプロセスの概要を説明できる。糖質の消化・吸収・代謝に関与する酵素や輸送体をそれぞれ説明できる。グループ学習教科書P216-228を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【7】タンパク質の消化・吸収・代謝のプロセスの概要を説明できる。タンパク質の消化・吸収・代謝に関与する酵素や輸送体をそれぞれ説明できる。グループ学習教科書P228-233を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【8】脂質の消化、吸収、代謝のプロセスの概要を説明できる。脂質の消化に関与する酵素や化合物を説明できる。脂質の体内運搬における血漿リポタンパク質の栄養学的意義を説明できる。グループ学習教科書P233-240を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【9】コレステロールの体内動態の概要を説明できる。五大栄養素以外の食品成分の機能の概要を説明できる。コレステロール生合成に関与する酵素を説明できる。個々の食物繊維や抗酸化物質の分類、機能、含有食品について説明できる。グループ学習教科書P240-243, 250-258を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【10】食品の栄養価の概要について説明できる。アミノ酸価、生物価、正味タンパク質利用率を計算できる。グループ学習教科書243-250を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【11】エネルギー代謝に関わる基礎代謝量、呼吸商、エネルギー所要量の概要について説明できる。基礎代謝量、呼吸商、推定エネルギー必要量、BMIを計算できる。グループ学習教科書P258-264を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【12】日本人の食事摂取基準の概要について説明できる。食事摂取基準の各指標の定義を説明できる。個々の栄養素に設定された指標の値を説明できる。わが国の栄養素摂取と健康状態の現状について説明できる。グループ学習教科書P264-272を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【13】特別用途食品と保険機能食品の制度の概要を説明できる。代表的な保健機能食品の関与成分とその用途を説明できる。食品表示の法規制の概要を説明できる。食物アレルギーと遺伝子組み換え食品の現状について説明できる。特定原材料と遺伝子組換え食品に関する食品表示規定を説明できる。グループ学習教科書P348-357を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【14】食品の腐敗と褐変、油脂の変敗の機構の概要と食品の保存法を説明できる。腐敗、変敗、褐変で生じる個々の生成物の性質を説明できる。食品成分由来の有害物質を列挙し、その生成機構を説明できる。グループ学習教科書P318-328を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
【15】生活習慣病の種類と動向の概要について説明できる。代表的な生活習慣病の特徴とリスク要因を説明できる。グループ学習教科書P102-117を読む。指定された講義動画を視聴する。予習課題と小テストの復習を行う。
評価方法
定期試験(70%)、平常点(30%)により評価する。単位認定には定期試験単独で50%以上の得点率(100点満点中50点以上)が必要である。平常点は受講者の小テストの結果(15%)と受講者が属するグループの小テストの平均点(15%)から算出される。小テストと定期試験の正答と結果は講義中またはグーグルクラスルームや掲示板等でフィードバックする。
教科書
「衛生薬学 -基礎・予防・臨床-(改訂第4版)」、今井浩孝、小椋康光(編)、南江堂、2017年、ISBN978-4-524-40317-2
参考図書
「衛生薬学 ?健康と環境- (第4版)」、井村伸正、渡辺烈 (共著)、丸善、2010年、ISBN-978-4-621-07953-9
  「基礎栄養学(第2版)」、木戸康博、中坊幸弘(編)、講談社サイエンティフィク、2009年、ISBN-978-4-06-155363-7
  「食品衛生学(第3版)」、増田邦義、植木幸英、野村秀一(編)、講談社サイエンティフィク、2011年、ISBN978-4-06-155367-5
備考
本科目に関連の強い項目

対応カリキュラム学修目標
B-3-1-1) D-2-6-1), 2) E-2-1-1), 2), 3) E-2-2-2)              

DP配分
DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10
0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 1.2, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.3
香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる)。

担当教員:竹内一
オフィスアワー:火曜日 13時〜15時、それ以外にも適宜、薬学研究棟7階 衛生薬学講座
実務経験:なし
科目ナンバー:ADEH201L