|
徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る |
| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 00128 | 担当教員名 | 野地 裕美 | 単位 | 1.5単位 |
|---|
| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 24カリ3年 |
|---|
| 授業概要 |
|---|
| 薬剤師の本来の役割は、医師や他の医療スタッフと共に公衆衛生の向上と増進に寄与することである。衛生薬学は、人間集団全体の生命を病気から守り、その健康レベルの向上を目指す学問領域である。本講義では、「B 社会と薬学」、「C 基礎薬学」及び「D 医療薬学」で学修した様々な疾病や健康被害に関する基礎的な知識をもとに、公衆衛生の視点から、環境要因によって起こる疾病や健康被害と予防策・防止策について学修する。さらに、「B 社会と薬学」、「C 基礎薬学」及び「D 医療薬学」で学修した感染症に関連する基礎的な知識・技能と「E-1-1 環境要因によって起こる疾病の予防と健康被害の防止」で学修した保健統計や疫学的手法をもとに、健康を脅かす感染症とその予防・まん延防止策について学修する。 |
| 到達目標 |
| ・ 人の健康の維持・増進のために、公衆衛生上の課題の疫学的解析の手法と、これに基づいて解決策を見出すプロセスについて説明する。 ・ 環境要因によって起こる疾病や健康被害について、社会的な影響や国際的な動向の解析と関連する規制・制度や関連法規の理解のもとに、実効性のある予防策や防止策を提案する。 ・ 人の健康の維持・増進のために、人の健康を脅かす感染症について、関連する情報の収集・解析と評価に基づいて適切に予防・まん延防止することの必要性を説明する。 ・ 発生した感染症について、感染状況や保健・医療体制の把握、社会的な影響や国際的な動向の解析と関連する規制・制度や関連法規の理解のもとに、予防策やまん延防止策を提案する。 [DP5] �� 知識(理解) ��態度（関心・意欲） �� 思考・判断 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 保健統計(1)集団の健康と疾病の現状およびその影響要因を把握する上での人口統計の意義を概説できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【2】 | 保健統計(2)：人口動態（死因別死亡率など）の変遷について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【3】 | 保健統計(3)：人口動態（死因別死亡率など）の変遷について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【4】 | 疫学：オッズ比、相対危険度、寄与危険度を用いてリスク要因を評価できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【5】 | 疾病予防：疾病の一次、二次、三次予防について説明できる。健康増進政策について概説できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【6】 | 労働衛生：代表的な労働災害、職業性疾患について説明できる。労働衛生管理について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【7】 | 感染症とその予防(1)：感染症の病原体とその感染経路、およびその予防法について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【8】 | 感染症とその予防(2)：感染症の病原体とその感染経路、およびその予防法について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【9】 | 感染症とその予防(3)：感染症の発生・まん延に関する社会的な影響・国際的な動向について概説できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【10】 | 感染症とその予防(4)：感染症の発生・まん延防止に係る規制・制度や関連法規について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【11】 | 感染症とその予防(5)：感染症法における感染症とその分類について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【12】 | 感染症とその予防(5)：感染症法における感染症とその分類について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【13】 | 感染症とその予防(7)：ワクチンにより感染症を予防する意義を説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【14】 | 感染症とその予防(8)：ワクチンにより感染症を予防する意義と課題、副反応への対応について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 【15】 | 母子保健：新生児マススクリーニングの意義について説明し、代表的な検査項目を列挙できる。母子感染する代表的な疾患を列挙し、その予防対策について説明できる。 | 講義 | 課題プリント |
| 評価方法 |
|---|
| 定期試験（80?90%）、授業態度およびレポート（評価を行いフィードバックする：10?20%）により評価する。 |
| 教科書 |
| 衛生薬学（改訂第4版）、南江堂、2023年、ISBN-978-4-524-40405-6 |
| 参考図書 |
| コンパス衛生薬学 （改訂第3版3刷）、南江堂、2022年、ISBN-978-4-524-40371-4 予防薬学としての衛生薬学―健康と環境― 第4版、廣川書店、2022年、ISBN-978-4-567-47203-6 公衆衛生学がみえる、医療情報研究所編、メディクメディア、2022年、ISBN978-4-89632-858-5 国民衛生の動向 図解 国民衛生の動向 |
| 備考 |
|---|
| 本科目に関連の強い項目 基礎社会薬学、予防栄養学、環境衛生学、生物統計学 対応カリキュラム学修目標 E-1-1-1), 2), 3) E-1-2-1), 2), 3) E-2-1-3) E-3-1-2) DP配分 DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 1.5, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる）。 担当教員：野地裕美 オフィスアワー：金曜日15時?18時、それ以外にも適宜、学部棟15階衛生薬学講座 実務経験： 科目ナンバー：ADEH305L |