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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00130 | 担当教員名 | 冨永 貴志 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 24カリ2年 |
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授業概要 |
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生理学は生体の機能を物理・化学の言葉で説明できるように研究する学問である。本科目では薬学教育過程に必要な生理学ということで,人体の機能を中心として理解できるように解説していく。本講義では生物の物理学的な視点から見た場合の特異性を示す。生物を構成する分子、細胞の機能を物理学的な手法で考える場合の課題を、計測、エネルギー、輸送などの基礎的な性質から俯瞰する。また、生体膜を介した膜輸送、膜電位、そしてそれを用いて行われる高度な生物活動である脳活動の生物物理学的解析を紹介する。 |
到達目標 |
生物の営む活動を物理学的な視点から説明できるようになる。(知識) 生物を構成する分子の振る舞いについて説明できるようになる。(知識) 生物を支えるエネルギーについて説明できるようになる。(知識) 生体膜、生体膜を介した輸送、膜電位の生成と計測について説明できるようになる。(知識)[DP5] |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 概説:生理学2の概要。生命の成り立ちと特異性の概論:神経系・内分泌系・外皮系 | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【2】 | 生命を構成する分子:脂質、タンパク質、糖質、ヌクレオチドと核酸、体液(水) | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【3】 | 生命を構成する分子:脂質と細胞膜 細胞膜、細胞内小器官、細胞の大きさと分子の数 | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【4】 | 生命の生理学的・生物物理学的計測 顕微鏡―光学顕微鏡から電子顕微鏡まで | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【5】 | 生命の生理学的・生物物理学的計測 顕微鏡2―光学顕微鏡から電子顕微鏡まで | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【6】 | 生物と熱力学の生理学・生物物理 熱力学の第1法則、第2法則、エントロピー、情報、定常状態 | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【7】 | ギブスの自由エネルギーと生物応答の生物物理 ギブスエネルギー、化学ポテンシャル | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【8】 | 細胞呼吸・光合成 ATP,炭素同化、酸化還元電位、解糖系 | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【9】 | 筋、神経、腎の分子:ATPaseと分子モーター,ポンプ | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【10】 | 生物のスケール 拡散酵素反応 | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【11】 | 膜 拡散電位 輸送 ネルンストの式、GHK式 | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【12】 | まとめ | 演習・グループワーク | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【13】 | 膜電位 膜電位と電気生理学、神経系と感覚器 | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【14】 | 脳の生物物理I 記憶と学習、シナプス、細胞内信号伝達系 | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
【15】 | 脳の生物物理II 記憶と学習、シナプス可塑性、海馬、神経精神疾患の基盤 | 講義・質疑応答 アクティブラーニング(ミニッツペーパー) | e-learning(電子テスト)ミニッツペーパーに設定した各自の課題の学習 |
評価方法 |
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定期試験(90%)、e-learning(電子テスト)(5%)、ミニッツペーパー(5%)により評価する。定期試験、電子テストの結果は、講義に関するその他の通知とともにグーグルクラスルーム、ポータルサイト・まとめの時間からお知らせ・フィードバックします。 |
教科書 |
指定なし |
参考図書 |
標準生理学(第7版),小澤静司・福田康一郎,医学書院,2010,ISBN978-4-260-00301-8 |
備考 |
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必要なものは講義中に指示するグーグルクラスルーム、ウエッブページに自己学習用の資料・定期テストなどを掲示しますので見てください。 本科目に関連の強い項目 C-2, C-4, C-6 対応カリキュラム学修目標 C-7-2-2) C-7-3-1), 2) C-7-4-1) C-7-5-1), 2) C-7-6-1) C-7-7-1) C-7-8-1), 2), 3) C-7-10-1) C-7-11-1), 2) C-7-12-1), 2) C-7-13-1) C-7-14-1) C-7-15-2) DP配分 DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 1.5, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる)。 担当教員: オフィスアワー:金曜日17時-18時、それ以外にも適宜、薬学研究棟8階神経科学研究所 実務経験: マサチューセッツ工科大学(MIT)ピコワー記憶学習研究所 客員研究員 2008 (0.2 年) マサチューセッツ工科大学(MIT) RIKEN-MIT客員研究員 2004-2005 (1 年) 国立研究開発法人理化学研究所脳科学総合研究センター スタッフサイエンティスト 2002-2005 (3年) 国立研究開発法人理化学研究所脳科学総合研究センター 研究員 1997-2002 (5年) 米国ハワイ州立大学太平洋医学生物学研究所(UH PBRC) 博士研究員1995-1997 (2年) 国立研究開発法人産業技術総合研究所(前電子科学総合研究所)特別技術職員 1994-1995(1.5年) 科目ナンバー:ADBL203L |