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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】生命科学実験A＝旧ｶﾘ生物化学実験A

科目番号	00091	担当教員名	文谷　政憲	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
【講義概要】大腸菌，酵母，カビなどを用いて微生物の取り扱い方を学ぶ。滅菌処理から無菌的な操作まで，基本的な技術を習得する。培養方法や細胞濃度の測定方法を習得し，レポートの書き方を学ぶ。また。顕微鏡を使用して微生物の形態を観察する。
到達目標
【到達目標】概要に示した微生物実験の基本的な手技を習得すること．ポイントは次のとおり；①電子天秤の使い方　②顕微鏡の使い方　③無菌操作（微生物の植菌,培地の調製，微生物の培養）　④分光光度計の使い方　（ランベルト･ベールの法則）　⑤　遺伝子組換え実験の修得　⑥ＤＮＡの精製　⑦ＤＮＡの切断と合成

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	ガイダンス：安全教育	概要説明	安全に実験を行うために必要なことを復習する．
【2】	培地の調製（PDA,　YPD, LBの各種培地)	実験と解説	培地の種類，調製法を復習する．
【3】	微生物の観察①（カビ,酵母,バクテリア）	実験と解説	顕微鏡の使い方．カビ、酵母，バクテリアの違いをまとめる.
【4】	微生物の観察② 生体分子の定量①	実験と解説	グラム染色の原理をまとめる.DNAの定量法をまとめる.
【5】	生体分子の定量②	実験と解説	タンパク質の定量法をまとめる.ランベルト・ベールの法則を復習する．
【6】	大腸菌の培養実験①	実験と解説	典型的な微生物のの増殖曲線を調べておく.
【7】	大腸菌の培養実験② ガラス細工　キャピラリーとコンラージの製作	実験と解説	レポート作成
【8】	酵母の培養実験①　培地準備	実験と解説	培養液中の微生物の菌数を調べる方法をまとめる.
【9】	酵母の培養実験②　細胞濁度，顕微鏡による全数カウント法，生菌数	実験と解説	レポート作成
【10】	酵母の培養実験③　レポート提出と解説	実験と解説	これまでの実験を通じてできるようになったことをまとめる．
【11】	電気泳動法によるDNAの可視化と　　大腸菌形質転換　大腸菌形質転換効率の測定について	実験と解説	【課題】形質転換方法の理論と手順（実験方法）をまとめる　次回授業でチェック（押印）
【12】	大腸菌からのプラスミドＤＮＡの精製　電気泳動（１）	実験と解説	【課題】プラスミドの抽出方法の理論と手順をまとめる　次回授業でチェック（押印）
【13】	大腸菌からのプラスミドＤＮＡの精製　電気泳動（２）ＰＣＲ法によるＤＮＡ断片の増幅（１）再形質転換と形質転換効率の測定	実験と解説	【課題】実験結果をレポートにまとめる　次回授業でチェック（押印）
【14】	制限酵素によるDNAの切断　とＤＮＡサイズの検定	実験と解説	【課題】形実験結果をレポートにまとめる　次回授業でチェック（押印）
【15】	まとめ（実験結果の発表）	学生による発表と解説とまとめ	発表資料を作成する

評価方法
出席、レポート、実技試験による総合評価
教科書
・バイオ実験イラストレイテッド⑦　使おう酵母　できるTwo Hybrid　　　水野貴之　著　　秀潤社　　　ISBN4-87962-265-6 3,500円＋税・バイオ試薬調製ポケットマニュアル　　田村隆明　著　　羊土社　　ISBN978-4-89706-875-6 2,900円＋税
参考図書
・IFO微生物学概論　　財団法人　発酵研究所　監修　　大嶋泰治ほか著　培風館　　　　　ISBN978-4-563-07811-9　　4,700円＋税・図解・化学実験シリーズ４　バイオテクノロジー　化学実験テキスト研究会編　産業図書　　ISDN4-7828-2604-4 2,000円＋税

備考

各実験を行う前に重要な説明があります。遅刻は欠席と同等に扱うことがありますので遅刻しないでください。また、欠席回数が３回を超えた場合は実験に支障が出るため受講を取り消すことがあります。
受講してもらいたい科目：基礎生物化学，基礎微生物学,分子生物学
なお、遺伝子組み換え実験室では　白衣着用、飲食は禁止です。
箕田・文谷・水野の３名が担当します。