徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    人間学

科目番号10459担当教員名酒井 ツギ子単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
【授業概要】「人間とは何ぞや」、はたまた「人間の本性とは何ぞや」という問いは学問的にも、また、生き方の問題としてもさまざまな人間に関する研究の基礎を成すものとして、最も根源的なテーマである。本講義では、人間の本質と人間の実存、および、人間の発達・生成という観点を学際的に考察,深化し、「人間とは何ぞや」という問いを探求する.
【到達目標】 人間の可能性、潜在能力、現実態を知り、自分理解、他者理解,人間理解を福祉の観点から深める。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】授業のオリエンテーション;人間学の研究方法講義と学生のレポートによる討論。10回以降は、学生のテーマ研究を中心に、学生中心の授業形態をとる。 
【2】身体・心理・社会・精神的存在としての人間  
【3】人間の本性の探求1 人間学の歴史  
【4】人間の本性の探求2 学際的学問研究の成果と人間の解明  
【5】内なる人間:無意識の世界と自我の世界:フロイトの無意識と人間の欲求  
【6】超越的次元の人間論:仏教、キリスト教と人間論  
【7】自己生成論 野生児と教育(「教育によって始めて人間となる」(カント))  
【8】人間観を支える価値観(自由と主体性、生きる意味、福祉と平等)はいかに形成されるか。  
【9】自己と他者(個と共同体) The Missing Piece から学ぶ。  
【10】実存的人間の様態:病と苦悩とその意味(生老病死)  
【11】愛について1、自己愛、恋愛、家族愛。  
【12】愛について2、自己を越える愛:人間と宗教  
【13】創造的活動をする人間:芸術と創作  
【14】人間と死の問題   
【15】人間の幸福とは。まとめ  
評価方法
レポートと毎回の授業のコミュニケーション
教科書
金子晴勇編『人間学』創文社
参考図書
佐田啓一・木田元他『人間学命題集』新曜社、フェニックス『意味の領域』晃洋書房
備考
出席を重視する。レポートと発表に基づいての討論形式。