徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    公衆衛生学(社会福祉を含む)

科目番号44560担当教員名橋本 文子単位4単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次2
授業概要
授業概要:公衆衛生学は、人間集団全体の生命を病気から守り、その健康レベルの向上を目指している学問領域である。広義の公衆衛生には「生きる権利を衛る」という意義があり、社会福祉や社会保障を包含する。集団の健康を把握する意義や方法を理解し、健康の成立条件について保健医療福祉に関する制度・環境などの視点から総合的に理解することをめざす。到達目標:1.公衆衛生の概念と意義について説明できる。2.疫学的思考と方法について説明できる。3.人々のライフサイクルに対応した疾病予防、健康増進のための社会的営為を説明できる。4.社会福祉の概念と意義について説明できる。5.主な保健・医療・福祉制度の概要について説明できる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】公衆衛生の概念と意義  
【2】公衆衛生とヘルスプロモーション  
【3】健康と環境・疫学的方法(その1):健康の定義・健康の成立要因  
【4】健康と環境・疫学的方法(その2):疫学的方法による健康の理解  
【5】健康の指標(その1):人口統計  
【6】健康の指標(その2):保健統計  
【7】感染症とその予防(その1):感染症の成立要因と予防の基本  
【8】感染症とその予防(その2):主要な感染症対策  
【9】生活環境の保全(その1):地球環境汚染とわが国の環境保全対策  
【10】生活環境の保全(その2):生活環境保全対策  
【11】社会福祉・社会保障と公衆衛生との関係  
【12】保健・医療・福祉の制度(その1)  
【13】保健・医療・福祉の制度(その2)  
【14】公衆衛生活動とヘルスサービス従事者  
【15】前期のまとめ:社会の変貌と公衆衛生  
【16】地域保健活動  
【17】母子保健と福祉  
【18】学校保健  
【19】成人・高齢者保健(その1):生活習慣病の現状と予防  
【20】成人・高齢者保健(その2):高齢者に多い疾患の予防  
【21】健康日本21と健康増進法  
【22】難病対策  
【23】精神保健福祉  
【24】障害者福祉  
【25】食品保健と栄養  
【26】産業保健(その1):労働衛生管理のしくみ  
【27】産業保健(その2):職業病とその対策  
【28】国際保健  
【29】保健医療福祉マップの作成演習:グループ発表する  
【30】全体のまとめ:情報社会における公衆衛生の課題  
評価方法
筆記試験(60%)、レポート(30%)、受講態度(10%)をもとに評価する。
教科書
「わかりやすい公衆衛生学」清水忠彦編 ヌーヴェルヒロカワ
参考図書
備考
健康にかかわる社会情勢の動向に関心をもち、自己学習して受講すること。